投稿日 | : 2002/07/14(Sun) 11:34 |
投稿者 | : しんじ |
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タイトル | : 「シナスアドフィンの天使」の感想です |
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ども。
まず、面白かったです。
ですが、誤字脱字が多かったのが残念ですね。
読んでて「アレ? この漢字は違うだろ」と思って辞書を引くこと数回。
んー、脱字が多いということは、読み直しが少ないんでしょうね。
そしたらいろんな意味で、もっとよくなったかもしれませんね。
まあ、読み直して修正していくことが、必ずしもいい結果を生むわけでもないですけど。
しかし、全体的にはよかったです。
本来ならば、「楽しく読めました。おわり」といきたいところですが、そういうわけにもいかないので、ダメ出しを。
シドの物語の序章という感じがしましたね。
確かに主人公はシドなのでしょう。
しかし今回の作品では、3人の物語という構成になってました。
この物語の続きを書くつもりがあるならいいんですが、原稿用紙100枚程度の作品なら「ここはいらんだろう」という部分が多々ありましたね。
作品のテーマってのは、最近僕がよく言うことなんですが、シドの物語というよりも、この世界を書きたかった、という印象が強い。
短編および中編小説ととらえると、すっきりしない部分があるんですよね。アロのこととかティーノのこととか。
んー、きっとこの物語の続きはないんでしょう。続きそうにない。
その方向で話を進めると、テーマということに話は行き着くんですね。
シドの物語なのか、3人の物語なのか、この世界のこの街の物語なのか、はっきりさせなければならない。
そして、それを意識しながら書いていく。
そしたら、もっといいものになったかもしれません。
僕も今長編書いてるんですよね。でも、テーマを意識できてるかというと、イマイチできてないと思う。
素人とプロの差って、きっとそこなんだと思うこの頃。
いやいや、この作品。基本的に完成度とか高いですよね。
そういうものに対して、どこをどうしたらもっとよくなるか、それを探すのは疲れますね。
で、ここからは感想というよりも、僕が思ったことになるんですが。
名前とか覚えやすくていいですね。
シド、クロノス、ティーノとか。僕はヘンテコな名前つけがちなので、なるほどと思った。
あと、小説に関する個性ってなんだろう、とか時々思うんですが、
この作品なんか読んでて、個性って自然と現れるものなんだな、と感じました。
例えば、「価値のあるシグナルと無価値なノイズ」なんてとこ。
僕はこういうこと書かないですもんね。その人なりの表現とか、そういうことが個性なのかもしれません。
このサイトにも、いろんな人が行ったり来たりしますが、いろいろ学べていいですね。
あー、あとタイトルですが、今いちピンとこなかったですね。
何か狙いがあったと思われますが、分かりませんでした。
と、こんなとこですかね。
おもろかったです。では。
投稿日 | : 2002年07月15日 14時33分 |
投稿者 | : てぃあら |
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タイトル | : Re: ありがとうございます! |
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さっそく読んで頂いてありがとうございます!
>ですが、誤字脱字が多かったのが残念ですね。
>読んでて「アレ? この漢字は違うだろ」と思って辞書を引くこと数回。
>んー、脱字が多いということは、読み直しが少ないんでしょうね。
>そしたらいろんな意味で、もっとよくなったかもしれませんね。
誤字脱字が多いっていうのは、本当にヤバイですよね。基礎中の基本がなってない。この時点で読まれなくても仕方ないことだと思います。これでもASDさんにかなり訂正をいれて頂いたんですよ(涙)頭悪い上にボケてるので、何度読み返しても気付かない……「人間として、てぃあらは故障しているのでは?」と真剣にヘコみました、いや、マジで(汗)とにかく、今後、最大の努力をして参りますので、見捨てずに読んでやって下さい。
>しかし、全体的にはよかったです。
本当に嬉しいお言葉を頂いて感謝です!!
>シドの物語の序章という感じがしましたね。
>確かに主人公はシドなのでしょう。
>しかし今回の作品では、3人の物語という構成になってました。
そうですね、今回は主人公というより軸となるキャラとしてシドを設定しました。クロノスの個性を引き出せればいいかなという役回りです。主人公としての存在感を出すには、シドは個性がなさすぎだったのかな。一重に作者の力不足ですよねぇ……。
>この物語の続きを書くつもりがあるならいいんですが、原稿用紙100枚程度の作品なら「ここはいらんだろう」という部分が多々ありましたね。
作品やキャラに、必要以上の思い入れがあり、それをコントロール出来ていない結果だと真摯に受け止めたいと思います。続きの予定はないですねー、同じ世界観での物語はいくつかありますが。
>作品のテーマってのは、最近僕がよく言うことなんですが、シドの物語というよりも、この世界を書きたかった、という印象が強い。
>シドの物語なのか、3人の物語なのか、この世界のこの街の物語なのか、はっきりさせなければならない。
>そして、それを意識しながら書いていく。
>そしたら、もっといいものになったかもしれません。
>僕も今長編書いてるんですよね。でも、テーマを意識できてるかというと、イマイチできてないと思う。
>素人とプロの差って、きっとそこなんだと思うこの頃。
テーマについては、自分もずいぶん悩んだ頃がありました。もちろん、どんな作品でもテーマは不可欠ですし、それに忠実であることは大切だと思います。ですが、時にそのテーマが創造性に枠を作ってしまう。きれいにまとまり過ぎて、作品自体の勢いがなくなってしまうんですよね。テーマを確立していて尚且つ、作品に勢いがある、それこそがプロの仕事なんでしょうねぇ!はぁ……精進します!!
>いやいや、この作品。基本的に完成度とか高いですよね。
>そういうものに対して、どこをどうしたらもっとよくなるか、それを探すのは疲れますね。
ありがとうございます。参考になるご意見ばかりで感謝です!しんじさんの長編も早く読んでみたいなぁ……為になる感想となると自信ないんですけど(汗)
>名前とか覚えやすくていいですね。
>シド、クロノス、ティーノとか。僕はヘンテコな名前つけがちなので、なるほどと思った。
名前とか、設定とか考えるのが苦手なんですよー(涙)シドはニルバーナというバンドで自殺(しかも銃!)したシドビシャスからとったし、クロノスなんでプレステの「風のクロノア」をもじったんです(笑)我ながら……ひどい。
>あと、小説に関する個性ってなんだろう、とか時々思うんですが、
>この作品なんか読んでて、個性って自然と現れるものなんだな、と感じました。
そうですね。個性については特に意識してないですが「どこかにありそうでどこにもなかった作品」を、もう少し自惚れて言うと「自分が読みたい作品だけど、どこにもないから自分で書く」みたいな意識は持ち続けてるような気がします。これは、皆さんも同じ気持ちかな?また、しんじさんの作品はものすごく個性的な印象を受けます。個性について深く思考された結果だとすれば、大方それは成功ではないかと、生意気にも思っていたりします。
>例えば、「価値のあるシグナルと無価値なノイズ」なんてとこ。
>僕はこういうこと書かないですもんね。その人なりの表現とか、そういうことが個性なのかもしれません。
これは、情報処理の授業のときひらめいたものです。「いつか小説に使えないかなぁ」と温めていたもので、目に留めて頂いて嬉しかったです!
>このサイトにも、いろんな人が行ったり来たりしますが、いろいろ学べていいですね。
ホント、そうですよねー!勉強になります。
>あー、あとタイトルですが、今いちピンとこなかったですね。
でしょー!(笑)ダメなんですよ、タイトル!!でもタイトルのつけ方はこのサイトでよい意見をたくさん頂いたので、今後の参考にしたいです。
長々と書いてしまいましたが、色々なご意見や感想を頂き、本当に嬉しかったです!!このご恩は、自分も一生懸命感想を書くことでお返ししたいと思いますので、是非、作品の掲載お待ちしていまーす!
投稿日 | : 2002年07月16日 00時28分 |
投稿者 | : ASD |
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タイトル | : 感想二人目です |
URL | : http://www.bb.wakwak.com/~asd/ |
どうも、ASDです。
前作の感想で「次は物語のある作品が読みたい」とか書きましたが、
本作は、そういう意味ではかなり気合の入った「物語」になってましたねぇ。
そういうわけなのでASDも、気合をいれて辛口感想を書いてみたいと思います。
(えっそんな所で張り切るなって!?)
かなり長文ですので、覚悟を決めてくださいまし(爆)
全体的には、読んでいて大変に気合の伝わってくる作品で、
たっぷりと楽しませていただきました。
裏世界に生きる人々の生きざま……みたいな感じで、
ファンタジーとして壮大なお話が展開されてるというわけでもないと思いますが、
大変読みごたえのある、重厚なドラマに仕上がっていたと思います。
いくつか難点をあげるとすれば……。
若干文章にクセがあるというか、少々読みづらいような部分も多少見られたように思います。
(一応掲載前に一通り直したんですけどねぇ……)
誤記ではないにせよ、意味の通りにくい文章というのも少なからずあったように思われます。
また、主人公であるシドとクロノスのキャラが、実は意外と弱いのではないか、という気もしないでもないです(爆)
アロやフェデリアという女性キャラが、出番が少ない割にキャラ造形が大変細やかでしたし、
ティーノなんかも、陰謀に満ちた複雑なキャラで、よく描けていたと思うんですけどねぇ……。
肝心の二人が、なんかちょっと弱かったように思います。
冒頭の殺しの場面なんかは、あんまり凄い殺し屋には見えなかったかも知れません(爆)
あと、ひとつ不満だったのは物語上で大きな見せ場であるはずの、
クロノスが陰謀にハメられてしまうくだりの、
具体的なアクション描写、サスペンス描写がほとんど描かれていない、ということでしょうか。
シドが伝聞という形で聞くに終わっていて、
その辺りもうちょっと頑張って欲しかったなぁ、と思いました。
まぁ、敢えて書かないというのも手ではあるのですが、
殺し、裏切り、と言った裏世界的な要素とは裏腹に、
アクション、サスペンス的側面は弱かったように思います。
ラストのシドとティーノのやりとりなんかも、ちょっと甘い展開のように思えない事もないですし……。
反面、非常によく書けていたのは、やはり女性キャラの出てくるシーンでしょうかねぇ。
出番こそ少ないのですけど、彼女達が魅力的に描けているおかげで、
逆にその辺りから、彼女らと色々お付き合いのある
クロノスやシドというキャラに説得力があったように思われます。
色々きわどい描写も登場しますけど、描き方が大変丁寧かつ細やかで、
雰囲気も上品に仕上がっていましたと思います。
あと、他にちょっとだけ気になる点を。
ラストでいきなり天使云々という描写が出てきましたが、
いいシーンだとは思いますし狙いも何となく分からないでもないのですが、
かなり唐突な気もしますし、なんだかタイトルのためのこじつけっぽく見えない事もないです(爆)
また、冒頭にシドの成長した姿が描かれていますが、
回想という形式をとっているのに、物語がそこに循環して戻っていかないのは
多少ではありますが、あれっ、という風に思いました。
振り返ってみると、どういう意味があってこういう構成になっているのか、
ちょっと疑問に思わない事も無いですね(笑)
成長したシドの姿を描きたかったのならば、
その彼を神殿に足を運ばせる、という手もあったように思われます。
そうすれば、時間軸的に戻ってこなくても、循環した構成にはなるんじゃないかと思いますし、
天使云々という話も生きてくると思うのですが……。
さらに割とどうでもよさげな細かい部分を見ていきますと、
犯罪組織ボルザックのボスとか、ちょっとキャラ的に弱かったと思います。
というか、別にそんなことは一言も書いていなかったんですけど
「ボルザック」というのがボスの名前かという、意味不明の錯覚を覚えてしまいました(爆)
(むしろ個人的にはその方がいいのでは、と思ってみたり……(爆))
あと、あらすじで言う程、悪に染まり切った世界、というような印象はなかったかも知れませんねぇ……。
むしろ賑やかで活気のある世界観だな、という風に思いました。
まぁ、必要以上にダークテイストでなくてもいいんでしょうけどね。
あと、やはりタイトルは少々ピンと来ないような気がします(爆)
個人的には、もうちょっとだけお話の焦点がどこにあるのかはっきりしていたら
良かったんじゃないのかな、と思います。
シドとクロノスにとっての「自由」を巡るお話だとすると、
脇のキャラクタが顔を出し過ぎのような気がします。
二人の生きざまだけではなく、作中ではティーノやアロの生きざまなども焦点が当たってましたしね。
どうせならそういう脇のキャラの描写ももっと増やして、
群像劇っぽさを強調してもいいのかも知れません。
フェデリアなど、割と印象的なキャラですし、彼女自身の物語というのも
書いてあってもよかったんじゃないかなと思うのですが……。
個人的には相当レベルの高い作品だったのではないかな、と思うのですが、
文章的にも、構成など内容面でも、もう少し煮詰める余地はあるように思えます。
そういう煮詰めの甘さで若干損をしているような部分もないわけではありませんので、
もう一歩、磨きがかかればなぁ……という風に思いました。
……以上、かなりやばい感じで言いたい放題の感想でした(爆)
あと、まったくの余談ですが。
ニルヴァーナのボーカルは、カート・コバーンですよー。
シド・ヴィシャスは、セックス・ピストルズのベーシストです。
一応指摘しときます。
(ホントに余談ですな……)
投稿日 | : 2002年07月17日 11時20分 |
投稿者 | : てぃあら |
Eメール | : |
タイトル | : Re: ASDさんありがとうございます! |
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まず心からお礼を言わせてください!!本当に、今回の作品はASDさんのご協力がなければ、掲載は一生不可能だったことでしょう……。深い反省と感謝をMAXで送ります(涙)
>そういうわけなのでASDも、気合をいれて辛口感想を書いてみたいと思います。
>(えっそんな所で張り切るなって!?)
>かなり長文ですので、覚悟を決めてくださいまし(爆)
覚悟だなんてっ!創作者として、これ以上の喜びはないですよー!!
>ファンタジーとして壮大なお話が展開されてるというわけでもないと思いますが、
>大変読みごたえのある、重厚なドラマに仕上がっていたと思います。
ファンタジーとして壮大なお話っていうのも憧れます!いつか書いてみたいな。今回はストーリー展開よりも心象的な動きを意識したいと思っていたので、“重厚”という評価を大変うれしく受けとめています!
>いくつか難点をあげるとすれば……。
>若干文章にクセがあるというか、少々読みづらいような部分も多少見られたように思います。
>(一応掲載前に一通り直したんですけどねぇ……)
その節は、大変お世話になりました(汗)
>誤記ではないにせよ、意味の通りにくい文章というのも少なからずあったように思われます。
そうですね。文章力の基本的な力不足はてぃあらの最大の欠点だと痛感しています。筆歴の短さと、あとはいい加減な性格が災いしていますねー(涙)これからは、国語をもっと勉強して、読み手への配慮を忘れずに気をつけたいと思います!!ひとまず国語辞典買いにいこっと……(持ってなかったんかい(怒)という突っ込みはお許しをっっ。
>また、主人公であるシドとクロノスのキャラが、実は意外と弱いのではないか、という気もしないでもないです(爆)
シドはともかく、クロノスが弱いのは非常にヤバイっすねー(笑)そういえば、彼の具体的な活躍が何もない!“弱い”というのは当然の印象ですよねー。大ボケだよ……自分。
>アロやフェデリアという女性キャラが、出番が少ない割にキャラ造形が大変細やかでしたし、
誤解を恐れずに言うと、読み手にとって女性キャラというのは、男性に比べて、より外見が気になる存在なのではないかと考えています。もちろん、内面的な美しさを軽視しているわけじゃないですよ!この考えについては、今回は深くは触れませんが(笑)ただ女性描写をしっかりすると、絵的に華やかになるかな、という狙いもありました。
>ティーノなんかも、陰謀に満ちた複雑なキャラで、よく描けていたと思うんですけどねぇ……。
ティーノは不安材料でもあったので、評価して頂いてとても嬉しいです!「読み手さまに“ティーノはただの嫌な奴”と思われたら、それは作者に責任だな」と。しかし、脇役っていうので許してはもらっていますが、やはりキャラが浅いのは否めません(反省)
>あと、ひとつ不満だったのは物語上で大きな見せ場であるはずの、
>クロノスが陰謀にハメられてしまうくだりの、
>具体的なアクション描写、サスペンス描写がほとんど描かれていない、ということでしょうか。
>シドが伝聞という形で聞くに終わっていて、
>その辺りもうちょっと頑張って欲しかったなぁ、と思いました。
>まぁ、敢えて書かないというのも手ではあるのですが、
アクションは敢えて避けました。なもんで執筆中、ストレスが溜まって仕方なかったです(笑)何故避けたかというと、アクションに入れ込んで心象部分が薄くなってしまうかも……という不安と、自分のアクションに書き方がアホっぽいのが原因です。すべては作者の力量不足で、避けたといより逃げたんですねー(涙)改正版のときにでも挑戦します!!
>ラストのシドとティーノのやりとりなんかも、ちょっと甘い展開のように思えない事もないですし……。
さすがASDさん!鋭い!!!本当はシドがもっとつっかかる予定でした(笑)上手くまとまらず、結局大幅削除という結果になったのでした……反省。
>色々きわどい描写も登場しますけど、描き方が大変丁寧かつ細やかで、
>雰囲気も上品に仕上がっていましたと思います。
実は、自分の中で今回の最大の挑戦だった濡れ場!いままで恋愛モノすら皆無だったのに、いきなりこれかよ(三村突っ込みでよろしくです)って感じですが。クロノスはともかく、シドとアロの場合は“癒し”としてのSEXが描きたかったんです。逆に言葉だけで、シドやアロの傷が癒せるのか、みたいな気持ちはあったんですが、照れもあり、予定よりだいぶ軽くなってます……うひゃー若さだと思って見逃してくれー!(完全に独り言ですな)
>あと、他にちょっとだけ気になる点を。
>ラストでいきなり天使云々という描写が出てきましたが、
>いいシーンだとは思いますし狙いも何となく分からないでもないのですが、
>かなり唐突な気もしますし、なんだかタイトルのためのこじつけっぽく見えない事もないです(爆)
タイトル!!!そう、ティアラの、弱点だらけの作品の中で、最弱の名で君臨する“タイトル”!すべては、そいつに泣かされての結果です(大泣)ラストは意識的に美しく仕上げて、作品全体の裏世界の闇のイメージを払拭したいという狙いがありました。が、ただタイトルのためのこじつけに終わりましたよねぇ……精進します!
>また、冒頭にシドの成長した姿が描かれていますが、
>回想という形式をとっているのに、物語がそこに循環して戻っていかないのは
>多少ではありますが、あれっ、という風に思いました。
これはかなり悩みました。でもラストの雰囲気を壊したくなかったのであきらめたんです。いいかな、と思ったんですが、やはり気になりましたかー。
>振り返ってみると、どういう意味があってこういう構成になっているのか、
>ちょっと疑問に思わない事も無いですね(笑)
これは本来言うべきことではないので、軽く流してすぐに忘れてほしいのですが、実はこの話は「シナスアドフィンの水瓶」という作品の一部分なんです。自分の中で「サイドストーリーと言えども、単独で読んで違和感があるのは駄作だ」という信条がありまして、あえて黙っていたんですが。疑問に思われたのなら白状するしかないですね(笑)ちなみに、冒頭の仕事でシドは死んでしまいます(爆)このサイトでもいつか掲載したいな!
>さらに割とどうでもよさげな細かい部分を見ていきますと、
>犯罪組織ボルザックのボスとか、ちょっとキャラ的に弱かったと思います。
そうですね。書き足すとすればこの辺りにも重点を置こうと思っています。
>「ボルザック」というのがボスの名前かという、意味不明の錯覚を覚えてしまいました(爆)
>(むしろ個人的にはその方がいいのでは、と思ってみたり……(爆))
この意見もサイドストーリーならではの違和感です……精進します!!
>個人的には、もうちょっとだけお話の焦点がどこにあるのかはっきりしていたら
>良かったんじゃないのかな、と思います。
シドとクロノスにとっての「自由」を巡るお話だとすると、
>脇のキャラクタが顔を出し過ぎのような気がします。
>二人の生きざまだけではなく、作中ではティーノやアロの生きざまなども焦点が当たってましたしね。
>どうせならそういう脇のキャラの描写ももっと増やして、
>群像劇っぽさを強調してもいいのかも知れません。
なるほど!手直しは確実に予定していますが、この二つの方向性はきちんと選ばないといけませんねぇ……よく考えてみます。感想だけでもありがたいのに、為になる貴重なご意見ありがとうございます!
>フェデリアなど、割と印象的なキャラですし、彼女自身の物語というのも
>書いてあってもよかったんじゃないかなと思うのですが……。
よく考えたら謎の女性だ……こんな治安の悪いところで何故、商売ができるのでしょう???実はクロノスよりメッチャ強かったらどうしよう……(汗)
>個人的には相当レベルの高い作品だったのではないかな、と思うのですが、
>文章的にも、構成など内容面でも、もう少し煮詰める余地はあるように思えます。
>そういう煮詰めの甘さで若干損をしているような部分もないわけではありませんので、
>もう一歩、磨きがかかればなぁ……という風に思いました。
ごもっともです。基礎が絶対的に不足しているので、もっと地に足の着いた執筆を心がけていきたいと決意しました!
>……以上、かなりやばい感じで言いたい放題の感想でした(爆)
とんでもないです!!本当に感謝です!ありがとうございました!これからも宜しくお願いします!!
>あと、まったくの余談ですが。
>ニルヴァーナのボーカルは、カート・コバーンですよー。
>シド・ヴィシャスは、セックス・ピストルズのベーシストです。
うひゃー恥ずかしー(赤面)両方バンドでカヴァーしてました。だからごっちゃになったのかなぁ……ご指摘がなかったらずっと勘違いしたままでしたよー(汗)ピストルズはともかく、カートコバーンを間違えるなんて、ファンが聞いたら射殺ものですな。(ピストルズも十分やばいか?)
投稿日 | : 2002年07月23日 00時11分 |
投稿者 | : ペンネーム |
Eメール | : |
タイトル | : 感想三人目です。惜しい作品です |
URL | : http:www2.tokai.or.jp/LOOP/ |
「シナスアドフィンの天使」読ませていただきました。
うん、面白かったです。
とくにクロノスの台詞が、あらゆる点で最高にかっこいい。
他のキャラも台詞はいいですよね。
それだけに、地の文に粗が多いことが残念でなりません。誤字脱字があったり、日本語がおかしかったり、論理展開に無理があったり。
何を書きたかったのかは十分に伝わってきた、「魂のある物語」だと思いますが、そういう小さなミスが積み重なって読者の熱を冷ましてしまうこともあります。もったいないです。
投稿日 | : 2002年07月23日 11時40分 |
投稿者 | : てぃあら |
Eメール | : |
タイトル | : Re: さっそくありがとうございます! |
URL | : |
お忙しい身なのに、さっそく感想を頂きありがとうございます!本当に感謝しています!反面、私のつたない小説を読んでいただいたかと思うと身のすくむ思いです(汗)
> 「シナスアドフィンの天使」読ませていただきました。
> うん、面白かったです。
> とくにクロノスの台詞が、あらゆる点で最高にかっこいい。
> 他のキャラも台詞はいいですよね。
ありがとうございます。台詞については、今回特に意識を集中させていた部分なので、心に留めて頂いて単純に嬉しいです!ですが、あまりにも重点を置く余り、シナリオに近い状態になってしまったと反省しています……。
> 何を書きたかったのかは十分に伝わってきた、「魂のある物語」だと思いますが、
ありがとうございます!!一番うれしいお言葉です!
>そういう小さなミスが積み重なって読者の熱を冷ましてしまうこともあります。もったいないです。
そうですね……基礎のなっていない小説は内容云々以前に、読む気がなくなりますよねー。精進あるのみ、です!なんだかやる気が出てきたぞー、頑張ります!!