投稿日 | : 2001/12/25(Tue) 22:07 |
投稿者 | : アザゼル |
Eメール | : azazel@kawachi.zaq.ne.jp |
タイトル | : しんじさん作「イルカ文明・序」感想です〜♪ |
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どもども、
アザゼルです。
久しぶりに感想を書いてるような、そんな気がしつつ……
感想です。
素直に面白かったです。
滅びた後に、「イルカスーツ」というのが、
何というか……
アザゼルには出てこないネタですねえ(感心)
文章はしんじさんらしく、軽快かつ明快で読み易かったです。
すっきり&テンポ良く
このおかげで、100を越す中編とは思えないほど、
サクサク読めました。
でも、誉めてばっかりだったら
まるで小学生の感想のようなので、
いくつか気になった点を。
まず、主人公豊のキャラが掴み辛かったです。
最後に感情を激しく表して欲しかったり……
なんだか役割的にヒロインの説明を促すだけに終始しているような気がしないでもないです。
てわけで、ヒロインはヒロインで説明するばっかりだし、
怒る理由も、少し動機としては弱かった気が(イルカの上で〜)
まあ、怒る理由なんて大したことないのが普通だったりもするんですが……
そして、一番気になったのが、
例のエビを食してあえなく散っていった彼(ネタバレ?)
彼の存在理由が分からなかったです。
まあ、しんじさんがあとがきで書いていたように、
これは序章らしいですから。
後になにかあったりするのかもしれませんね。
ともあれ、序章としての掴みは良かったと思います。
人物関係も良く分かりましたし。
次に繋がる伏線(例の父親?)
もばっちりで。
正直、かなり次の作品に期待してたりするアザゼルです(続きが読みたい〜)
では、いつもながらしょぼい感想ですが、
この辺で。
アザゼルでした〜♪
投稿日 | : 2001年12月26日 06時38分 |
投稿者 | : しんじ |
Eメール | : |
タイトル | : アザゼルさん、ありがとーございます |
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毎度、ありがとうございます。
>素直に面白かったです。
ありがとうございます。
正直、書いてて「面白いんかな、こんなもん」と不安でした。
そういって頂けると、安心して眠たくなりました。
>滅びた後に、「イルカスーツ」というのが、
>何というか……
>アザゼルには出てこないネタですねえ(感心)
まあ、ここに行き着くまでに二転三転してますけどね。
海の中の話を書こう。→イルカが文明を造ってる話にしよう→ついでだから、人類滅ぼしてみた。→人間を海に適応させよう→適応は無理だろうから、イルカスーツなるものを着せた。
イルカスーツなんちゅうウソくさいものを、いかにそれらしく見せるか、というのには確かに気を使いましたけどね。
>すっきり&テンポ良く
>このおかげで、100を越す中編とは思えないほど、
>サクサク読めました。
100と言っても、根本的に文字数が少ないですからね。空白が多い。
空白が多い、なんて僕の人生みたいだ(意味不明)。
>まず、主人公豊のキャラが掴み辛かったです。
そうか。主人公にコレといった特徴がなかったですねえ。
僕の悪いところかもしれないですね。
ストーリー展開の中心として、主人公の役割は、「いる」だけ。
それがよくないと思い、設定段階では「強いリーダーシップ。さまざまなところで、天才的に活躍する」などとメモってたんですが、その通りにならず。
んー難しいもんです。
>てわけで、ヒロインはヒロインで説明するばっかりだし、
ふーむ。説明は誰かにやらせなければならないところだったので、やむなし、ということで勘弁。
>例のエビを食してあえなく散っていった彼(ネタバレ?)
>彼の存在理由が分からなかったです。
はっきり言って、ウケ狙いです。
しかも、奴はまだ死んでないことにしようか、とも。
とはいえ、あれだけ派手に散ったのに簡単に復活させると、フィクションとはいえウソくさくなり、シラけることになりますしね。
このまま消しても、存在理由がなくてつまらんし。また何か考えときます。
>正直、かなり次の作品に期待してたりするアザゼルです(続きが読みたい〜)
続きは半年後に考えます。こっちの事情ということで。
そうでなきゃ、連載にしたかったんですけどね。
>では、いつもながらしょぼい感想ですが、
>この辺で。
いえいえ、励みになります。
ありがとうございました。
投稿日 | : 2001年12月29日 00時44分 |
投稿者 | : ASD |
Eメール | : |
タイトル | : 感想2人目です |
URL | : http://www.bb.wakwak.com/~asd/ |
例によって出遅れ気味ですが、感想です。
まず、タイトルがあまりにも素っ気ないというか、
ストレート過ぎて逆にインパクトを覚えました(笑)
しんじさんらしい、と言えば確かにらしいのですが……。
しかも、冷静に考えればどのへんが「文明」なんだろう、と疑問に思わなくも無いです……(爆)
まあ、この辺りは続編以降に何かあるのかも知れませんが。
読んでみてびっくりしたというか何と言うか、
主役級のキャラが過去作に比べてぐっと感情移入しやすいものになっているのが
ちょっと驚きでした。
海が舞台、イルカが主役?という事で、イルカの生態に関する描写もかなり詳細ですし、
その辺りの丁寧な描き込みも、過去の作品とはかなり違う雰囲気を漂わせていたように思います。
その反面、冒頭の、イルカスーツの配布と世界が水没するというプロローグ部分、
ぞんざいとかいい加減を通り越してギャグの領域に到達するかのような思い切ったはしょり方に、
ああやっぱりしんじさんだなと、ちょっとホッとしました(笑)
以下、ちょっと気になる点。
イルカの生態こそ丹念に描写されていますが、
肝心のイルカスーツの仕組みなど、もう少し突っ込んだ描写が欲しかったかも知れません。
呼吸の仕組みなど色々描き込まれてはいますが、例えば泳ぐ機能など、
あとから考えれば細かい部分はだいぶはしょられているような気がします。
イルカの描写は、ある程度擬人化されているのだと思えば成功していると思いますが、
SFとして見た場合、生物学的な描写よりも、群れの行動パターンなどの面も
丹念に描写してあるといいかも知れません。
現状では、「人間とイルカの共存」という部分が、
イルカのキャラを人間に擦り寄せる事で成立しているような気がします。
これが逆に、人間の方をもっとイルカに擦り寄せる形にした方が、
SFとしては面白いんじゃないかと思います。
(ライトノベルとしてはつまんなくなる恐れはありますが(爆))
あと個人的には、シャチが単純な悪役だったのが、ちょっと残念だったかも知れません。
イルカだけじゃなくて、シャチともコミュニケーション出来てもいいんじゃないかなあ、と思いますが……。
獰猛な悪役、という単純な善悪付けは人間的な価値観であって、
イルカ的・自然界的な価値観ではないような気がしますので。
(個人的な見方ですけどね)
……以上です。
あーそうそう、作中の某キャラについて何かコメントすべきではないかなーとも思いましたが、
敢えて何も言わないでおきます(笑)
投稿日 | : 2002年01月03日 14時11分 |
投稿者 | : しんじ |
Eメール | : |
タイトル | : ASDさん、ありがとうございます |
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返信遅くなってすいません。ちょっと里帰りしてたもので。
>まず、タイトルがあまりにも素っ気ないというか、
>ストレート過ぎて逆にインパクトを覚えました(笑)
タイトルはねえ。なんというか、これ以外に思いつかないし、ありえないと思ってますんで。
>読んでみてびっくりしたというか何と言うか、
>主役級のキャラが過去作に比べてぐっと感情移入しやすいものになっているのが
>ちょっと驚きでした。
そうですか? 本人自覚はあまりないのですが。
その理由などは考えてみます。
>海が舞台、イルカが主役?という事で、イルカの生態に関する描写もかなり詳細ですし、
>その辺りの丁寧な描き込みも、過去の作品とはかなり違う雰囲気を漂わせていたように思います。
SFらしさを出そう、ということで生態などを詳しく書いてみました。
まあホント言うと、分かってないことがほとんどなんですけどね。
>その反面、冒頭の、イルカスーツの配布と世界が水没するというプロローグ部分、
>ぞんざいとかいい加減を通り越してギャグの領域に到達するかのような思い切ったはしょり方に、
いやあ、この辺を詳細にしてしまうと、それだけで大長編ができあがりそうですからね。
そこは思い切ってやらせていただきました。
確かに、ギャグっぽいほどだし、嘘くさい。
それはSF的には良くないんでしょうけど。
>イルカの描写は、ある程度擬人化されているのだと思えば成功していると思いますが、
>SFとして見た場合、生物学的な描写よりも、群れの行動パターンなどの面も
>丹念に描写してあるといいかも知れません。
なるほど、そのあたりも今後書いていくといいかも知れませんね。
なにしろこの話、資料を読みながら作品を書きながら、の同時進行という形ですんで。
また資料が増えそう。
>現状では、「人間とイルカの共存」という部分が、
>イルカのキャラを人間に擦り寄せる事で成立しているような気がします。
>これが逆に、人間の方をもっとイルカに擦り寄せる形にした方が、
>SFとしては面白いんじゃないかと思います。
SF的には、そっちのが面白いでしょうね。
でも、イルカのことが本人よく分かってないし、たぶん未知な部分も多いでしょうからねえ。
今後の課題ですね。
>獰猛な悪役、という単純な善悪付けは人間的な価値観であって、
>イルカ的・自然界的な価値観ではないような気がしますので。
いちおう、このあとの展開にかかわってきますんで、ここはノーコメント。
>あーそうそう、作中の某キャラについて何かコメントすべきではないかなーとも思いましたが、
>敢えて何も言わないでおきます(笑)
ああ、アイツのことですね。アイツはバカですからね。しょうがない。
えー、続編はいつになるか分かりませんけど、感想ありがとうございました。
続編が早く書けるよう、別のを早く完成させます。
ありがとうございました。
投稿日 | : 2002年09月18日 14時 1分 |
投稿者 | : てぃあら |
Eメール | : |
タイトル | : しんじさん作「イルカ文明」の感想です! |
URL | : |
……ふぅ、このスレッド探すの苦労しました!あ、新しいの立てた方が良かったかな(汗)
ええと自分はつい最近、このサイトに来たばかりの新参者なんで、過去の分まで一気に読ませて頂きました。大変だったけど面白かったですっ!
というわけで、今回の感想は序章&第二章です。
やっぱりしんじさんの書く作品は個性的でいいなぁ、と感心してしまいました。誰にも真似できないっていうことは、作家としてさらにアーティスト全体としても貴重ですもんねぇ……。
文章もすごく読みやすくて、さらにイルカ知識もしっかりしてて、てぃあらは楽しみながら賢くなってしまいましたよー(バカ)
独特のさらりとした語調や文体に対して、全然物足りなさを感じないのは、女の子同士の嫉妬など、恋愛感情が良いエッセンスになってるのかなーなんて勝手に分析してみたりして……。
あと、真次さん! いい味だしてます(笑)彼には是非、今後の大活躍を期待してますっ!
物語はググッと盛り上がってきたところですが、この続き、マジで楽しみです!
投稿日 | : 2002年09月18日 22時48分 |
投稿者 | : しんじ |
Eメール | : |
タイトル | : てぃあらさん、ありがとうございます |
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ちは。
今日は天気がよかったので、布団でも干しとけばよかった。
「チカのカサはどっチカ?(めざましテレビ)」でも天気いいと言ってたのに。
って平日は布団干さねーよ!
それにしても「チカの元気のチカ道!」はどうなったんでしょうか?
と、あいさつはこのくらいにして。
>……ふぅ、このスレッド探すの苦労しました!あ、新しいの立てた方が良かったかな(汗)
>ええと自分はつい最近、このサイトに来たばかりの新参者なんで、過去の分まで一気に読ませて頂きました。大変だったけど面白かったですっ!
大変長いものを読んで頂いて、まったく頭が下がります。
なにしろ、書いた本人でさえ読むのに時間がかかる。
あと、このスレッドを探しだして頂いて、ありがとうございました。
前に書いた作品の感想とか、ときどき読みたくなったりするんですよ。
去年の12月かぁ。遠い昔のような気がする。
>
>というわけで、今回の感想は序章&第二章です。
>やっぱりしんじさんの書く作品は個性的でいいなぁ、と感心してしまいました。誰にも真似できないっていうことは、作家としてさらにアーティスト全体としても貴重ですもんねぇ……。
個性的っていうのは、最高の誉め言葉のひとつですよね。
個性についていろいろ考えた時期もありましたけど、
意識して個性を出そうとしても、結局インチキくさくなるんですよね。
だから、誰にも真似できない、とかいうんじゃなくて、
面白いと言ってもらえるものを書こう、とだけ思ってるのですよ。
まあ僕の場合、「君は個性的だね」なんて普段から言われてますけど。(悪口?)
>文章もすごく読みやすくて、さらにイルカ知識もしっかりしてて、てぃあらは楽しみながら賢くなってしまいましたよー(バカ)
あららー。
確かに何冊か本を買ったり読んだりしましたが、あんまし鵜呑みにしちゃあいけませんぜ。
ウソも結構ある(笑)
SF作品って、知識を書きまくることで完成度が上がる、みたいなとこありますよね。
それを狙ったのですよ。
>独特のさらりとした語調や文体に対して、全然物足りなさを感じないのは、女の子同士の嫉妬など、恋愛感情が良いエッセンスになってるのかなーなんて勝手に分析してみたりして……。
そーですか。
僕自身は物足りないかなー、とか思ってたりもしたんですけどね。
僕は描写とかが足りない、とよく言われるんですけど、
イルカ知識などを書き込んであることなどが、その辺りを解消しているのかもしれません。
あと、恋愛感情がエッセンスになってましたか?
僕はなんでもサラッと書いてしまうので、恋愛感情みたいに濃い感情は伝わりにくいんじゃないかと思ってるんですけど。
>あと、真次さん! いい味だしてます(笑)彼には是非、今後の大活躍を期待してますっ!
あー奴はねぇ。
今後の大活躍なんてありませんよ、たぶん。
ストーリーにも関わってるような関わってないような……という位置付けですから。
そのくせ、生き返ってくるとは! 作者も予想してなかった!
>物語はググッと盛り上がってきたところですが、この続き、マジで楽しみです!
続きはいつになるやら。
いちおー三章で完結予定ですけど、大筋は決まってます。
ただ、細かい部分は書きながら、となるでしょう。
一番の楽しみ(不安?)は、真次がこの後どうなるか、でしょうね。
死ぬことはないでしょう。憎まれっ子、世にはばかる、ですから。
励みになりました。
できるだけ早く、完成させたいと思います。
ありがとうございました。