投稿日 | : 2002/08/25(Sun) 17:04 |
投稿者 | : しんじ |
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タイトル | : 「WORDS」の感想 |
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感想です。
またいつものように一番乗りか。フ、うれしいやら悲しいやら。
まず、この作品の一番の問題点なんですが、
一本調子なので、半分くらい読んだところで読む気がしなくなった、ということでしょうか。
内容がSFチック、ASDチックなのは作風ですよね。
中身は置いといても、その外側に一工夫あっても良かったんじゃないかな、と思いました。
続きを読みたいと思わせる笑いであったり、恋愛的要素であったり。
それも作風だからしょうがない、と言われればそのとおりなんですが、
筒井康孝みたいに、たいした内容じゃないのに支持される作風。
あれも簡単に身に付けたわけじゃないでしょうが、こういうのもアリなのか、とか思ったり。
内容にも触れておきますが、
情報、言葉というものに対するアプローチ。
そして人間とは何ぞや、ということに迫っていく。
そもそも、人間というのは物質界におけるもの。
物質というのは、時間というものの上に成り立っているもの。
時間がたつということは、物質が変化すること。
この作品世界の人間は、物質世界を感じさせませんが、
間違いなく物質世界に住んでいるのでしょう。
疑問を持ったり、言葉を使うということは、その証拠ですよね。
僕個人としては、もうちょっと物質世界の外側を感じさせて欲しかったです。
アッチ側の世界とコッチ側の世界の中間、という感じの作品なので。
む、こんなことを言う僕はアッチの世界の人か?
と、よく分からん感想でしたが、こんなとこで。
投稿日 | : 2002年08月26日 00時45分 |
投稿者 | : ASD |
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タイトル | : 感想どうもありがとうございます |
URL | : http://www.bb.wakwak.com/~asd/ |
毎度ながら精力的な感想活動、どうもご苦労様です(笑)
>まず、この作品の一番の問題点なんですが、
>一本調子なので、半分くらい読んだところで読む気がしなくなった、ということでしょうか。
これに関してですが、むしろ半分までは読めた、
という事実の方がビックリなんですけどね(笑)
かなり難解な、読者を遠ざける作品であったのは事実です。
多分、半分どころか最初の数枚がせいぜいではないでしょうか。
ある意味、そういう難解な表現は狙いでもありますので、
そこが問題だと指摘していただけるなら、ASDの狙い通りの作品になっていたと思います。
そういう内容ですので、内容そのものに対する解釈は様々だと思いますので、
あえてそれ以上の言及は避けておきます。
わざわざ読んでくださって、どうもありがとうございました。
投稿日 | : 2002年08月26日 22時30分 |
投稿者 | : 天青石 |
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タイトル | : 感想二人目です。 |
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ASDさん、こんばんは。
「WORDS」を読ませていただきました。感想です。
難しい話が展開していくのですが、語り口が柔らかかったので、意外と読みやすかったです。
どこまでが自分か。自己とは、意識とは何か?
難しいですよね。哲学ですね。
読んでいて、情報や言葉や思考などについていろいろと考えさせられました。
あと、「僕たちは神様じゃない」という一文が、とても印象に残りました。
では、では。短いですが、感想でした。
投稿日 | : 2002年08月27日 22時16分 |
投稿者 | : アザゼル |
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タイトル | : 三人目ですね♪ |
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こんにちわ!
暑さがぶり返して、夏に向かって憤りを隠しきれないアザゼルです(何を言ってるんだこいつは?)
早速、読ましていただいたので、感想です。
なんていうか、ASDさん節全開の作品でした(爆)
柔らかい物腰の語り口調で、難解であるはずの話を分かり易く理解させるところは、
ソフィーの世界?
とか思ってしまいました。
ようするに哲学チックで、
正直な話アザゼルには分かり易いはずなのにやっぱりあまり分からなかったり(笑)
兎に角この作品で印象に残ったのは、
「物事の全てを知ることは出来ないし、世界の真実を垣間見る事も許されてはいない。限りある能力で、目と耳で、見えるものを見て、聴こえる音を聴くんだ」
上の文章ですね。
私たちが全ての情報に繋がってしまったら、
それはもう「個」という存在ではなくなってしまう。
私が私である為には、私が知りうる範囲の情報を自分の中で咀嚼し、
その一つ一つに感銘を受け、曖昧な心の揺らぎに身を任せろ――
そういうようなことをASDさんが言いたかったのではないかと、
勝手に解釈しました(おそらくこれっぽっちも理解できていないのですが、文末にあったように自分自身で勝手に感じ取りました(笑))
さて難点ですが、
やはり物語として見せる場合、
あまりにも動きがなかったと感じざるをえませんでした。
動きがなく、場面転換もないので、
こういう文章が苦手な人にはかなり辛いものがあるのではないでしょうか?(毎回偉そうですいません。自分は棚に上げまくってますので(汗))
例えば最後に語りかけてきた何者かを具現化させて、
ネットワークの海を旅しながら主人公に何かを感じさせる――
とかでも多少の動き(物語?)は出てくるような気がしたので……
もちろんこの動きのないのもASDさんの作風&考えからなのだと思うので、
私の意見など忘却の彼方に忘れ去ってください(笑)
それに色鉛筆を上手に組み込むところなどは、
さすが!
と思わず、感動しましたし。
それでは、毎度駄文を撒き散らしながら、
今回はこの辺で。
これからも執筆頑張ってくださいまし。
アザゼルでした。
投稿日 | : 2002年08月28日 01時34分 |
投稿者 | : ASD |
Eメール | : |
タイトル | : お二人とも、感想どうもありがとうございます! |
URL | : http://www.bb.wakwak.com/~asd/ |
お二人とも、どうもありがとうございます!
天青石さん>
ある意味、読者を無視した身勝手な書き方をしているなぁという自覚はありますので、
それでも「読みやすかった」と言っていただけるとありがたいです。
まぁ「意外と」という但し書き付きではありますが……(笑)
ASD自身、哲学に深い造詣があるわけでもないのですが、
難しい話を書こうとすると、何故か哲学っぽい内容になりがちな気がします(笑)
何ででしょうかねぇ……?
アザゼルさん>
ASD節全開……最近書く物がパターン化してきたなぁ、とか思っているんですが、
そういう言い方もありますねぇ。なるほど……(爆)
ちなみにこの作品の難解さに関して言えば、
ASD自身、疲れているときは読み返す気にもならないというくらいですから
まさに折り紙つき、といったところです(笑)
ニガテな人も、確かにいるでしょうねぇ……。
本来はもっと読みやすくする努力が必要なんでしょうけど、
元々「難解に書く」というのを目標にしてしまってますので……。
そういう意味では、何げに因果な作品だったなぁ、と思います(笑)
しかしながら、今更ASDがどつき漫才めいたライトファンタジーなんぞ書いても、
しょうがないような気もしますしね(爆)
このまま、我が道を行くしかないのかも知れません(爆)
あーそうそう、作品の解釈自体は、アザゼルさんにお任せしたいと思います。
作中にそう書いてしまいましたしね(笑)
……というわけで、お二人ともわざわざどうもありがとうございました!
投稿日 | : 2002年08月28日 02時 7分 |
投稿者 | : 砂時 |
Eメール | : eaab7622@mb.infoweb.ne.jp |
タイトル | : 四人目四人目 |
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こんにちは、砂時です
夏も終わり、決して勉強していなかったわけではないですけどそれでも焦りを覚えている砂時さんから感想です
「物事の全てを知ることは出来ないし、世界の真実を垣間見る事も許されてはいない。限りある能力で、目と耳で、見えるものを見て、聴こえる音を聴くんだ」
アザゼルさんと同じく、一番お気に入りになってしまった文章です
この作品の中で、すべてがこの一言に集約されているように感じました。正直なところ、かなり感銘を受けた部分もあります。
物事のすべてを知り、世界の真実を垣間見る。それはきっと誰もが一度は夢見ることでしょうし、切実に願うこともあるでしょう。
だけど、それは許されない。それなら、せめて自分自身の力で自分の出来る限りのことだけを知ることしかできはしない。
好きなんです。こういう文章が
ファンタジー系統としては、やや堅すぎるASDさんの文章。この作品を含めていくつかの作品に言えることですが、かなり読み手を選んでしまいます
私の知り合い軍団をとりあえず頭に浮かべてみますと……半数は逃げてしまう気がする、というか確実に逃げる
このような文章のまま、どうにかして硬い文章の苦手な連中を引き寄せるか。それができるようになれば最高なのですが
あとは、物語としてのテンポに乏しいことですね
……誰もが指摘していますね、ここ
もう少し流動的にできればよいのですが、このままだとそれも難しいような気もします
私的には、もっと最初からハッカー集団(?)との接触を受けて、主人公の変化をより大きいものにするとよかったかな、と思わないこともないです
……愚見ですので、あんまり参考にしないで下さい
そういうわけで、感想でした
個人的によかったので、一票入れておきます
それでは
投稿日 | : 2002年08月28日 20時57分 |
投稿者 | : ASD |
Eメール | : |
タイトル | : 砂時さん、どうもありがとうございます! |
URL | : http://www.bb.wakwak.com/~asd/ |
ども、感想どうもありがとうございます。
>「物事の全てを知ることは出来ないし、世界の真実を垣間見る事も許されてはいない。限りある能力で、目と耳で、見えるものを見て、聴こえる音を聴くんだ」
何気なしに書いたんですけど、えらい好評ですねぇ……。
まぁ突き詰めて言えば、この物語は
主人公がそういう境地に至るまでの経緯を描いている物語だ、
という風に言えると思いますので、
確かに言いたいことを端的に表しているのかも知れませんね。
あと、読みにくさに関してですが……。
なんでそういう読みにくい作品を書きたがるのかと言えば、
多分「SF」というジャンルに、
何かしらコンプレックスがあるんじゃないかなぁ、という気がします(笑)
近年の難解な本格SFについていけない自分が
くやしいというか情けないというか……(笑)
その反動で、そういうのを自分でも書いてみたくなるのかも知れません。
(謎な動機ですね(笑))
>私的には、もっと最初からハッカー集団(?)との接触を受けて、主人公の変化をより大きいものにするとよかったかな、と思わないこともないです
これに関しては、そういう集団のしわざだと断定されたわけではありませんので(笑)
もっと具体的に接触・交流があれば、確かにもっとダイナミックな展開にも出来たかも知れませんが……。
なんと言うか、読みにくさを優先してしまったみたいです(爆)
それから、清き1票どうもありがとうございました。
わざわざ報告していただいて恐縮です(笑)
投稿日 | : 2002年08月31日 23時 7分 |
投稿者 | : てぃあら |
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タイトル | : 感想です! |
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こんばんわ!原稿上がりたてでおかしなテンションになっているてぃあらです(えへへ)
では感想を……。
冒頭はまるで、エッセイのような印象を受けました。難解なのは、てぃあらの頭脳に問題があるのであって(涙)作品として、それをカバーするに余りある充実さがあったと思います。伝えたいこと、メッセージをきちんと自分の中に持っておられる方だなぁ、と。これって自分が作品を作る上で、一番大切に感じていることなのでとても勉強になりました!いやぁ、ありがとうございました!
投稿日 | : 2002年09月01日 12時18分 |
投稿者 | : ASD |
Eメール | : |
タイトル | : どうもありがとうございます! |
URL | : http://www.bb.wakwak.com/~asd/ |
ども、締め切りに原稿上がらなくてテンション下がりっぱなしのASDです(笑)
内容的に、何か問題提起をしているっぽい感じ(「っぽい感じ」です、あくまでも)
を出したかったので、エッセイ風に見えるのはそのせいかも知れませんね。
内容が難解なのは……上でも散々言ってますが、わざとややこしいこと書いてみたのでした(爆)
メッセージの中身に関しては、
ASD的にはそんなにマジで訴えかけたいわけじゃないのですが(笑)
やはり何かを訴えようとしている作品は、
そこそこに印象に残る作品になるんじゃないかなぁ……という風には思います。
ただ最近思うんですけど、メッセージ性が際立つのは、
むしろストーリーやキャラクタを描く興味が、
相対的に薄れているという事なんじゃないか、と思ってみたり……。
その辺りちょっと反省点かも知れませんね。
ともあれ、感想どうもありがとうございました!
投稿日 | : 2002年10月10日 23時 4分 |
投稿者 | : と〜みん |
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タイトル | : 感想五人目です。 |
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ども。いつしか時は秋の寒風が吹き始めてしまってますが。
今更ながらに感想です。
全部じっくり読んだら、ああいいこと書いてるなぁとしみじみ思うのです。
ネットワークが中心となった近未来の世界の「言葉」の観念の喪失とか。
色鉛筆を「色」ってところに着眼して価値を引き出していくのとか。
面白いのですけどね。
せっかくのテーマが。。。
うーん。
と〜みんは、伝えたいことを、
ストーリーやキャラの行動の中に込めて書くとか、
台詞にするなり、出来事から察してもらおうとしたり、
もちょっとなんだか具体的な何かでもって見せてほしかった気がするのです。
例えば・・・新時代のその時代のコミュニケーションで、
日常を「僕」はどんな風に人と接し、過ごしていたのかっとか、
その辺りがないと「僕」が情報に浸っていた時からの変化というのが
ぼんやりと連続した思考の中に埋もれてしまって。
呼び起こされるはずの鮮やかな感情が、
ピントがぶれているような気がするのです..
言いたいことをキャラに全部一人称で語らせてって手法は、
哲学的な雰囲気を出す以上に、
直接的過ぎて小説じゃないっていうか・・・
ネタがいいのに勿体無いっていうか。
私はそんな風に思ってしまいました。
ASDさんらしーんだけど・・・だけど?だけど・・・。なんだか。
辛口(?)にて失礼します。
投稿日 | : 2002年10月11日 00時21分 |
投稿者 | : ASD |
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タイトル | : と〜みんさん、どうもありがとうございます! |
URL | : http://www.bb.wakwak.com/~asd/ |
感想どうもありがとうございます。
>と〜みんは、伝えたいことを、
>ストーリーやキャラの行動の中に込めて書くとか、
>台詞にするなり、出来事から察してもらおうとしたり、
>もちょっとなんだか具体的な何かでもって見せてほしかった気がするのです。
そのご指摘は、至極ごもっともだと思います(爆)
何と言いますか、それが当たり前なんですけどね、ホントは。
普通はテーマとかメッセージとかいうのは
感じ取ってもらうものであって、作者自ら語るものじゃないはずだと思います。
直球で語ってしまうと、エンタテインメントとは言えなくなりますしね。
……まぁ今更こういう言い訳してもしょうがないんですけど(爆)
やはりこの作品、ちょっと実験作を気取りすぎたかな、という反省はあります。
そもそもは、「言葉が喪失している世界」を
「言葉」でもって描写するという矛盾に挑戦するのが、ASD的には目標でしたし……(爆)
そういう意味では、悪い意味でテーマ部分に無頓着すぎたかな、という風に思います。
そうですよねぇ。もっとうまく生かしようがある、という事ですよねぇ……。
ううむ、次回はも少し精進します……と言って大嘘になってもアレなのですが、
いい加減小難しくない話も書いてみたいな、とは思ってみたり。
「分岐点」も何とか頑張ってみたいと思います。
と〜みんさんも頑張って下さい???(何を?)
投稿日 | : 2002年10月14日 16時57分 |
投稿者 | : と〜みん |
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タイトル | : あっ(^^;)六人目でした。 |
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数も数えられなくなってきたのかしら(汗)
失礼しました。