投稿日: 2002/10/30(Wed) 22:48
投稿者てぃあら
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タイトル「最期の真田 前夜」の感想
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はじめまして、てぃあらと申します!
時代小説といえば司馬遼太郎ぐらいしか読んだことないんですが……基本的に歴史自体は大好きだったりしまーす。

で、感想。
歴史小説の重厚感を残しつつ、とても読みやすく仕上がっていたと思います。真田幸村の男としても“かっこ良さ”も丁寧に描かれていて、作者の思いを感じますし。
でも資料集めとか大変そうですね〜。
それも超大作の予告!うーん、頑張って下さいませっ。
個人的には「割れた六枚の文銭と割れた竹の謎」が気になります(爆)
あと、質問なんですが、真田幸村の方についた忍者は甲賀者と考えていいんですか?昔、そんなことを聞いたような聞かなかったような……。


投稿日: 2002年11月01日 17時52分
投稿者AKIRA
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タイトルありがとうございます
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500枚といったのは実は、書きたい事や書かざるを得なくなった事が増えに増えて為に、これくらいになるだろうという事です。
 で、質問なんですが多分小助の事やと考えて書きます(小五郎は“今は”敵方なので)
えぇ〜と、まぁ、伊賀者というのはこの時代家康の味方と考えて良いです。
ただ、だからといって甲賀にするのも安直な設定だったので一応風魔乱破(風魔忍者)と云う設定です。これは完全に僕のフィクションですけど。
 理由は地理的背景です。穴山信君(本文では梅雪斎)は甲斐国の土豪です。
でもって、風魔小太郎という忍者(これは実在)は北条家のお庭番です。
でもって、その北条家は関東地方(現在の小田原〜東京)を支配下においていました。
 多分、てぃあらさんが聞いた事があるのは「猿飛佐助」の事だと思います。
 講談に出てくる十勇士は今回は出しません。
というのも、この話は安直な話にするつもりが無いからで、できるだけ史実に沿った話を書こうと思っています。
 謎の件は大いに考えてください(笑)。


投稿日: 2002年11月28日 12時30分
投稿者砂時
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タイトル感想二人目
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AKIRAさん、お久しぶりです
長い長い長編になりそうな予感ですが、とりあえず感想をお届けします

歴史ものとしての重い雰囲気はよくできていました。真田信繁についての説明文なども詳しく、歴史に疎い人にも親切なものになっていると思います。文章自体も、坂本竜馬やら三国志とかを書いていた頃よりもかなり読みやすくなっているのではないかと思います

ただ、多少歴史小説に手を染めている人としては、市販されている真田小説をもう一度読み返しているような気分にさせられてしまう難点があるのではないかと。三国志や竜馬に至っては場面をそのまま切り抜いていましたし、みすぼらしい姿での大坂入場なども有名ですからね
あとは、真田以外の説明がかなり薄い(意図的であるかも知れませんが)後藤又兵衛や団右衛門ならまだしも、木村重成や毛利勝永などはかなり寂しい。まあ、史実では多少の活躍をしたとはいえ結局脇役ってことなんでしょうけど

史実に話を沿わせるのも悪くはないのですが、AKIRAさんのフィクションを随所に多く散りばめてみた方が面白いと思います。最近流行のノベルズではないので、最終的には大坂落城は確定しているのでしょうが……とにかく、いい意味で個性にあふれた小説にしてくださいね

それでは、また感想をお届けしますので