投稿日 | : 2002/11/06(Wed) 21:45 |
投稿者 | : てぃあら |
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タイトル | : 「幻影術師」の感想 |
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さっそく読ませて頂きました!
いい感じですね〜。複雑な出会いと別れが、じんじさん風にさらりと描かれていてとても好感か持てました。
何でも書き込み過ぎるてぃあらには絶対真似の出来ない芸当です、マジで。
面白いかどうか、ということをしきりに気にされていましたが、てぃあら的には全然問題ないですよ?ただ、本当に微妙なニュアンスの書き方が多いので“わかる人にはわかる”というような作品ではないかと……上手く言えないんですが(汗)
あと、自分の話で恐縮なんですが「王子様〜」を読んで「伏線が甘すぎ!すぐに先が読めてもったいないよ」と忠告してくれた古い友人がおりまして、ご意見は御尤もだし反論の余地もなかったんですが、その友人のが書く小説っていうのが、読者にオチを予想させない、これまた“本当にワケのわからない物語”でして(笑)。アドバイスの内容は理解出来るんだけど、こういう作風もなぁ……と悩んでいたところなんです。
で、しんじさんの作品を見て納得しました。
上手いんでよね、オチへの伏線が。
先は読めないけど、この先どうなるのか気になるほどのヒントはある。
ここに目指すポイントがあったんだ!←何気にラピュタ風で(笑)
いやぁ〜、勉強になりました。ありがとうございました!!
……って、相変わらずヒドイ感想で申し訳ないっす(涙)
投稿日 | : 2002年11月07日 21時26分 |
投稿者 | : しんじ |
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タイトル | : てぃあらさん、ありがとうございます |
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いつも感想ありがとうございます。
ところで、最近あややとか加護ちゃんがかわいく見えるんですが、病気ですかね。
>いい感じですね〜。複雑な出会いと別れが、しんじさん風にさらりと描かれていてとても好感が持てました。
いい感じですか。よかった。
この言葉を聞くと、ホントにほっとするのです。
>何でも書き込み過ぎるてぃあらには絶対真似の出来ない芸当です、マジで。
それは人それぞれだから、そう誉められることでもないのです。
ただ僕の場合「できるだけ書かない」がスタートなので、足りないと感じる人もあろうかと思います。これでも増えた方。
一人称だといろいろ書き込んでも重く感じられないようで、僕に合ってるのかな、とか思ったりしてます。
>面白いかどうか、ということをしきりに気にされていましたが、てぃあら的には全然問題ないですよ?
いやいや、いろいろ理由はあるんですよ。上にも書きましたが、まだまだ試行錯誤の段階ですからね。
それにこの話、もともとは男と男の友情物語になるはずだったのです。
プロットの段階ではそうだったんですが、一行目でいきなり話が変わった。
男同士の別れってのは、一種の友情になりえて爽やかだったりするんですよね。
でもこれが男と女だと、違う話になる。そっちのが面白いかも、ということでこうなった。
僕は、恋愛の話とかほとんど書いたことがないのですよ。
そういうこともあって、いつもより不安だったのです。
まあ、不安がない時の方が、よくない結果が出る気もしますけどね。
>あと、自分の話で恐縮なんですが「王子様〜」を読んで「伏線が甘すぎ!すぐに先が読めてもったいないよ」と忠告してくれた古い友人がおりまして、ご意見は御尤もだし反論の余地もなかったんですが、その友人のが書く小説っていうのが、読者にオチを予想させない、これまた“本当にワケのわからない物語”でして(笑)。
先が読めない話って、愛と青春の話からいきなり宇宙人の襲来で話が終わる、みたいな。
なんちゅーか、オチを予想させないことが目的ではありませんからね。
極論を言えば、面白ければ先が読めてもいいって気も。
でもそれを言い出すと、「面白いってなんだろう?」とか言い出して、キリがなかったり。
>で、しんじさんの作品を見て納得しました。
プロの作品を読んでもピンとこなくても、素人作品を読むとピンとくることってありますよね。
プロよりも距離が近いから、いいもの悪いものが分かりやすいとか。
>ここに目指すポイントがあったんだ!←何気にラピュタ風で(笑)
となりのラピュタですか。
んー、ラピュタの人気は根強いですが、僕は一回か二回みただけなのでピンとこなかったりします。
泥棒はあなたの心を盗みました。
ありがとうございました。
投稿日 | : 2002年11月20日 15時53分 |
投稿者 | : 砂時 |
Eメール | : eaab7622@mb.infoweb.ne.jp |
タイトル | : 感想二人目 |
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受験も終わって、そろそろエンジンを動かし始めてやっぱり空回りの砂時さんです。最近はずいぶんとサイトが寂しくなってしまっていますが……とにかく感想です
文章はいつものようにさっぱりとしていました。やたらと書くものが多い砂時さんとはかなり対照的ですが、文章はスリムな方が読みやすいです。淡々としている話の流れとかは憧れるものがありますしね
そういえば、恋愛ってしんじさんあんまり書きませんよね。私とかの場合、基本的なファンタジーってそのほとんどに恋愛要素があるからほとんどの場合に取り入れているだけなのですが……意外といい雰囲気を出しているのでは?
ラブコメ系ではなく、どことなく爽やかな恋愛というのはいい感じですよ。特に主人公のひねくれ具合とか(笑
基本的に突っ込むような部分は少なく、高水準でまとまっていると思います。強いて言えば、もう少しばかり魔法、幻影術の説明と実演を加え、その設定を生かしてほしかったくらい。ですが、うまくまとまっている方がしんじさんらしいと言えばらしいので、あまり気にしなくてもいいです
そういうわけで、感想でした。あと、ラピュタは泥棒じゃないです。ルパンです……わざとですか?
投稿日 | : 2002年11月29日 21時50分 |
投稿者 | : しんじ |
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タイトル | : 遅くなりました(泣) |
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感想いただいたのに、遅くなって大変申し訳ありません。
でも合格したってことで、許してちょんまげ。(ちょんまげって!)
>受験も終わって、そろそろエンジンを動かし始めてやっぱり空回りの砂時さんです。最近はずいぶんとサイトが寂しくなってしまっていますが……とにかく感想です
そうみたいですねえ。
三週間ぶりに顔を出したのに、ほとんど更新されてない。
このサイトも、もうすぐ二年ですか。
何が悪いのか(俺か?)
>文章はいつものようにさっぱりとしていました。やたらと書くものが多い砂時さんとはかなり対照的ですが、文章はスリムな方が読みやすいです。淡々としている話の流れとかは憧れるものがありますしね
憧れる、なんて照れくさい。
それに、作風なんてのは人それぞれだと思いますしね。
見えないものを見えるようにするか、見えなくするか。読みやすさを求めるか、深い世界を創るのか。
それは個性ですし、変えることのできないものじゃないでしょうか。知らんけど。
>そういえば、恋愛ってしんじさんあんまり書きませんよね。私とかの場合、基本的なファンタジーってそのほとんどに恋愛要素があるからほとんどの場合に取り入れているだけなのですが……意外といい雰囲気を出しているのでは?
そ、そうですか? いい雰囲気になってますか?
ほとんど書かないから、恋愛になっているか心配なんですよ。
傍で見ていて、恋愛感情ほど分からないものはない。当人同士なら、目で分かるんですけどねえ。
>ラブコメ系ではなく、どことなく爽やかな恋愛というのはいい感じですよ。特に主人公のひねくれ具合とか(笑
おかしいな。今回の主人公をひねくれさせたつもりはないのに。
一人称で書くと、自然とそうなってしまうんでしょうか。なぜだろう?
>基本的に突っ込むような部分は少なく、高水準でまとまっていると思います。強いて言えば、もう少しばかり魔法、幻影術の説明と実演を加え、その設定を生かしてほしかったくらい。
ほんとは、事件をひとつふたつ起こす予定だったんですよ。
そして圧倒的な能力を示して、主人公をヘコますつもりだった。
でも50枚に収めたかったし、その必要もない展開になった。
ただ、ファンタジーである以上、胸躍るものが欲しいですよね。
>そういうわけで、感想でした。あと、ラピュタは泥棒じゃないです。ルパンです……わざとですか?
え!? ラピュタは泥棒じゃない!?
じゃあカリオストロって誰ですか? トトロは食べ物?(ねばねば)
タマちゃんはまる子のペット? ウタちゃんって、宇多田?
さて、冗談も寒くなってきましたが、感想ありがとうございました。
今度は、ひさしぶりに砂時さんの小説読みたいですねえ。
投稿日 | : 2002年12月08日 03時29分 |
投稿者 | : アザゼル |
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タイトル | : 感想3人目です |
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お久しぶりです、アザゼルです。
凍えるような外の寒さのせいで、外出が少なくなったのに、小説を書く量も少なくなったというオチがついてるアザゼルです←二度も名乗らんでええ
さて、感想です。
なんていうか、確かに「分岐点」と言えば「分岐点」と言えなくもない作品でしたが、もっと「分岐点」をおしだしても良かったかと(とはいえ、しんじさんもその辺はあまり意識されてなかったようなので、突っ込むところではないのですが)
相変わらずの主人公の淡々さ。
その淡々さの中に、微かに「思い」というのがちらついていて、この辺のキャラクターの書き方はさすが、と思わずにはいられないです。
逆にヒロインはかなりストレートな性格のようなんですが、やはり肝心の「思い」を伝える言葉は描かれていない。
それなのに、「思い」を作品の中で上手に表現できている。
だからこそあっさりとした後読感なのに、少し切ないんでしょうね。
しんじさんのこの辺のセンスは、やはり個性なんでしょう。
がんがん思いをぶつける作品より、アザゼル好みです(あんたの好みは聞いてない)
文章はいつも通り、もはやそれ単体では完成されてる気がしました。
ストーリーもまとまってましたし。
ただ、後はもう少し何か一つアクセントのようなものが欲しかったです。
ドキドキさせられる何か(もちろん、じゃあ例を示せと言われても、とんと浮かびませんが(爆))
でゅわ、今回はこの辺で。
今年の冬は寒さが厳しいですので、体調に気を付けてください。
執筆も頑張ってください。
アザゼルも……頑張ります(笑)
投稿日 | : 2002年12月08日 10時42分 |
投稿者 | : しんじ |
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タイトル | : アザゼルさん、ありがとうございます |
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お久しぶりです.
>外出が少なくなったのに、小説を書く量も少なくなった
僕の場合、暑い寒いに関わらず外出しないという怠け者。デブ精なんですね。(やせてるのに)
>「分岐点」と言えば「分岐点」と言えなくもない作品でしたが、もっと「分岐点」をおしだしても良かったかと
いや、「色鉛筆」のつもりで書いてましたのでね。「分岐点」にお題が変更になって、
「分岐点といえなくもない……かな」ということで、内容にほとんど変更もなく書いてしまったのですよ。
ま、気にしないで下さい。ハハハ……
>それなのに、「思い」を作品の中で上手に表現できている。
>だからこそあっさりとした後読感なのに、少し切ないんでしょうね。
くー、ありがとうございます。
そう言っていただけると、この作品も浮かばれます。
「思い」とかってのは、言葉にしないと伝わらないものだと思います。
でも僕には、そういうふうには書けないから、どうしてもこういう感じになるんです。
恋愛として成立しているのか、特に気をつかった部分なのです。
>がんがん思いをぶつける作品より、アザゼル好みです(あんたの好みは聞いてない)
にゃるほど。
好き好きビームを出してるだけじゃ、恋愛物として成立しないでしょうしね。
僕の作風は、恋愛を書くのに向いてないかもしれないな、とも思っていたんですが、そうでもないかもしれませんね。
>文章はいつも通り、もはやそれ単体では完成されてる気がしました。
完成されていると言われると、喜んでいいのか悪いのか。
完成というのは、先がないって意味でもあると思ってますんで。
もちろん、いい意味で言ってくださったんでしょうけど。
>ただ、後はもう少し何か一つアクセントのようなものが欲しかったです。
>ドキドキさせられる何か(もちろん、じゃあ例を示せと言われても、とんと浮かびませんが(爆))
完成させてから一ヶ月ほどたったんですけど、僕もそれは感じます。
お国の危機とか、ライバルとの対決。そういうものがあった方がよかった。
恋愛を書くだけなら、現代物の方が親近感も沸くはずですし。
ただ、そうすると50Pには収まらんな……と。
ああすればよかった、こうすればよかった、とは今でも考えますが、書き直すつもりはないので考えてもしょーがないのかもしれませんが。
というところで。
ありがとうございました。
投稿日 | : 2002年12月30日 00時 7分 |
投稿者 | : 天青石 |
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タイトル | : 遅くなりましたが、感想四人目です。 |
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11月初頭に掲載された作品だったのに、感想が遅くなってすみません。
自分の企画短編が書きあがってから読んで感想を書こうと思っていたので、すっかりこんな時期になってしまいました(汗)。
とても面白かったです。
冒頭からとても惹きこまれて、最後まで一気に読めました。
相手側が恋愛感情を持って主人公を見ているというシチュエーションが、とても楽しめました。
幻影術の違いの部分も、蝶できれいに描写されていて、とても惹きつけられました。
ただ、主人公がどういう考えを持っているのかがあまり描かれないので、最後の決断が少し唐突に感じられました。
ところで、フィジーさんが最後に主人公に見せた映像って、どんな風だったんでしょう。
書かれていない分、いろいろと想像できて楽しめたのですが、実際はどんな風だったのか気になってしまいます。
ではでは。遅くなりましたが、感想でした。。
投稿日 | : 2002年12月30日 06時34分 |
投稿者 | : しんじ |
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タイトル | : 天青石さん、ありがとうございます |
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こんにちは。いつもありがとうございます。
>11月初頭に掲載された作品だったのに、感想が遅くなってすみません。
いえいえ、なんもなんも。
それに、僕が早すぎたんですよ。もともと、「色鉛筆」のときから書いてましたから。
すると、「色鉛筆」も「分岐点」も参加されたてぃあらさんや天青石さんは、やはり素晴らしい。
>冒頭からとても惹きこまれて、最後まで一気に読めました。
冒頭から読者を引っ張り込みたい。それは、みんな考えることだと思います。
でも、それが思うようにはいかない。すると、奇をてらってみたり、的はずれなことをやってみたり。
だから、そう言っていただけるのは、本当にうれしいことです。
>相手側が恋愛感情を持って主人公を見ているというシチュエーションが、とても楽しめました。
恋愛感情って流れが大切だと思うんですが、ストーリーとして最初から「こうなってこうなってこうだ!」と決めていたので、非常に苦労しました。
長編なら、流れにまかせても恋愛は成立する気がします。
そういうのも、短編の難しさなんでしょうかね。
>幻影術の違いの部分も、蝶できれいに描写されていて、とても惹きつけられました。
この部分って、もともと僕の持っている設定を軽くいじっただけなので、ほとんど苦労してなかったりします。というよりも、「分からんなら分からんでいい」と思って書いてたり。
設定をどこまで書くか、難しいところですよね。
>
>ただ、主人公がどういう考えを持っているのかがあまり描かれないので、最後の決断が少し唐突に感じられました。
あわわわ。危惧していたところだったのです。
絶対唐突すぎる、と自分でも思っていました。なんとかしよう、とは思ったのですが、どうにもならず。
不自然なところがあると、物語は一瞬で嘘になってしまうのです。0点!(とも思ってないけど)
>ところで、フィジーさんが最後に主人公に見せた映像って、どんな風だったんでしょう。
考えてません。というか、書いたときは考えてたような気もします。
しかし、今となってはまったく思い出せません。
ここじゃ書けないようなことかもしれません。
>ではでは。
はい。それでは、また。
投稿日 | : 2003年01月22日 00時58分 |
投稿者 | : きよ文 |
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タイトル | : 感想・・・・・・何人目だ!? |
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清文です。すんごくおひさしぶりです。感想です。
久しぶりにしんじさんの作品読ませてもらいましたけど、やっぱり上手くなっていますよね。圧倒的に安定感が出てきている印象を感じました。
導入の場面は、読んでいて引き込まれてしまいました。テーマ性の表現にも渋知な感性を感じます。
その上で、もっと読ませたい照準を絞って書かれると、もっと締り良い作品になったかと思います。例えば、もっと主人公の論理的思考とヒロインの直感的行動原理を色濃く浮き彫りさせれば、焦点が鮮明になるので、しんじさんが何を読ませたいかがもっと分かるようになるとおもうんですよね。
意見するな書いて見ろ?
いや、ごもっとも。
ともあれ、非常に楽しく読ませていただきました。次回作も期待しています。
投稿日 | : 2003年01月22日 19時40分 |
投稿者 | : しんじ |
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タイトル | : 清ふみさん、ありがとうございます |
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感想ありがとうございます。そしておひさです、清文さん。
>久しぶりにしんじさんの作品読ませてもらいましたけど、やっぱり上手くなっていますよね。
そう言って頂けると、やはりうれしいです。
今は、上達する余地があるときなんでしょう。
でもいつか、なかなか伸びなくなるときも来るのかもしれません。その時が怖いと言えば怖い。
>導入の場面は、読んでいて引き込まれてしまいました。テーマ性の表現にも渋知な感性を感じます。
短編である以上、出だしは大事にしたいと思っています。今回は成功といったところでしょうか。
いやあしかし、清文さんはいろいろ言葉を知ってますよね。渋知な感性か。
僕は、漢字とか言葉をあまり知らなかったりします。勉強になりますよね。
>例えば、もっと主人公の論理的思考とヒロインの直感的行動原理を色濃く浮き彫りさせれば、
なるほど、そうか。
主人公は論理的で、ヒロインは直感的だったのか。言われてみるとそうだ。
僕はキャラクターの性格を考えるとき「こーんな感じ〜! うひゃひゃひゃ!」で、深く考えてないのです、実は。
何を読ませたいかということ。そういう視点は持ってなかった気がします。
それを今すぐに理解して実践することはできませんが、たぶん人の作品とか読んでて「あ、こういうことか」と納得するときが来ると思います。
>ともあれ、非常に楽しく読ませていただきました。次回作も期待しています。
ありがとうございます。
いろんな人からいろんな視点を吸収して、精進したいと思います。
手始めに精進料理を食います。(意味不明)
それでは。