投稿日 | : 2003/04/03(Thu) 01:51 |
投稿者 | : ASD |
Eメール | : |
タイトル | : 沖田来々さん作「音源はご機嫌」感想です |
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かなーり久々にスレッド立ててみたり。
沖田さんの作品を読むのも久々ですが
特に手加減することなくいってみたいと思います(爆)
なるべくネタバレには注意しつつ……。
堂々とミステリと銘打った作品というのは
実は「やぱ富士」投稿作品としては初めてなんじゃないかと思いますが(爆)
読んでみると、本格推理というよりは
むしろホラーとか、サイコスリラー的な持ち味が強かったと思います。
冒頭とラストの叙述トリックなど結構良かったと思いますが
登場人物の会話等、ちょっと不自然な箇所がニ、三目についたかと思います。
以下、具体的に引っかかった点を上げていきますと……。
まず、鏡子と明との出会いのシーンから、鬼ごっこに至るまでの
二人のやり取りが、ちょっと不自然だったかも知れません。
明の思考パターンは確実にストーカーのソレだと思えましたが(爆)
鏡子の対応がそれをより強調するものになっているのは
いくら何でもちょっと可哀想な気もしました(爆)
そこから鬼ごっこに流れていくのも、何だか不自然な展開に思えますし……。
ごく普通に、クラスメイト同士が顔を合わせた、というノリの方が
より自然なんじゃないかな、と思いました。
それから、ラストの手前で、明が(ピー)しようとする下りの描写が
ちょっと分かりにくかったように思いました。
鏡子が鬼ごっこの間移動していたのかどうか、
先客の(ピー)はどこにあったのか、それを前にして彼女は
ただぼーっとしていただけなのか、ナニかしようとしていたのか……。
明が暗闇の中で何を見たのか、勿体をつけて引っ張ったまま
いざ描写するのを忘れてしまっていたかのように
情報がごっそり抜け落ちていたように思います(爆)
謎解き云々という以前に、小説として読み進めていくのに
ちょっと引っ掛かりを覚えました(汗)
(というか、ASDの読み込みが甘いんでしょうかね?(汗))
えー、それからですね、一応本作のキモになっているはずの「電子音」ですけど、
普通アレとソレを聞き間違える事、無いと思うんですけどねぇ(苦笑)
うーむ。沖田さんの世代だと、思わず聞き間違えてしまうような
リアルな電子音しか聞いたことがないって事でしょうか。
それはそれで何かくやしいな、と思ってしまうファミコン世代のASDでした(笑)
(しかも四角ボタンを知ってる世代……(爆))
……引っかかった点としては以上です。
あと細かい所を指摘すれば、冒頭の一人称の部分、
「警察に捕まるのはゴメンだからな」を「〜ゴメンだからね」に変えた方が
叙述トリック的には自然かも知れないな、と思いました(笑)
現状では、(ピー)の口調としては不自然に思えない事もないかな、と……。
そういう口調のキャラなんですよ!という言い訳は、ミステリとしてはズルかと思いますし(爆)
……以上、感想でした。
辛口どうこうというよりは単なる添削のように
細かい指摘ばっかりでスンマセン(汗)
まぁ細部はそんな感じとして、ミステリ系のショートとしては
全体的によくまとまっていたんじゃないかな、という風に思います。
次回作も期待しておりますので……。
投稿日 | : 2003年04月07日 13時 2分 |
投稿者 | : 沖田来々 |
Eメール | : kkk1005@ibara.ne.jp |
タイトル | : ネタバレ注意!感想ありがとうございます! |
URL | : http://www.geocities.co.jp/Bookend-Akiko/8837/ |
>沖田さんの作品を読むのも久々ですが
>特に手加減することなくいってみたいと思います(爆)
>なるべくネタバレには注意しつつ……。
>
う……久々で心臓が弱ってますが、よろしくお願いします(笑)
>
>読んでみると、本格推理というよりは
>むしろホラーとか、サイコスリラー的な持ち味が強かったと思います。
>冒頭とラストの叙述トリックなど結構良かったと思いますが
>登場人物の会話等、ちょっと不自然な箇所がニ、三目についたかと思います。
>以下、具体的に引っかかった点を上げていきますと……。
>
いやぁ僕も「ミステリー/ホラー」とかにしようかと思ったんですが、まぁとりあえずミステリを作ろうということで。やはり試したかったのは叙述トリックなので、そこは嬉しいです。
>まず、鏡子と明との出会いのシーンから、鬼ごっこに至るまでの
>二人のやり取りが、ちょっと不自然だったかも知れません。
>明の思考パターンは確実にストーカーのソレだと思えましたが(爆)
>鏡子の対応がそれをより強調するものになっているのは
>いくら何でもちょっと可哀想な気もしました(爆)
>そこから鬼ごっこに流れていくのも、何だか不自然な展開に思えますし……。
>ごく普通に、クラスメイト同士が顔を合わせた、というノリの方が
>より自然なんじゃないかな、と思いました。
>
プロット時の構想では、叙述トリックを成功させるために「明」も一般から逸脱した性格である必要がありました。でも後半は室井鏡子のせいで割とノーマルになってしまったため、「変な奴どうしの会話」に成り切らなかった、と自己分析してます。だから不自然さが際立ったのでしょうか? 客観性が足りませんな、精進しますm(_ _)m
>それから、ラストの手前で、明が(ピー)しようとする下りの描写が
>ちょっと分かりにくかったように思いました。
>鏡子が鬼ごっこの間移動していたのかどうか、
>先客の(ピー)はどこにあったのか、それを前にして彼女は
>ただぼーっとしていただけなのか、ナニかしようとしていたのか……。
>明が暗闇の中で何を見たのか、勿体をつけて引っ張ったまま
>いざ描写するのを忘れてしまっていたかのように
>情報がごっそり抜け落ちていたように思います(爆)
>謎解き云々という以前に、小説として読み進めていくのに
>ちょっと引っ掛かりを覚えました(汗)
>(というか、ASDの読み込みが甘いんでしょうかね?(汗))
>
いえいえ、他方からも一つ感想を頂いたんですが、そちらでもその辺りが意味不明というコメントを頂きました。いやー、ここも自分の中で完結してしまってましたね、失敗(汗)
>えー、それからですね、一応本作のキモになっているはずの「電子音」ですけど、
>普通アレとソレを聞き間違える事、無いと思うんですけどねぇ(苦笑)
>うーむ。沖田さんの世代だと、思わず聞き間違えてしまうような
>リアルな電子音しか聞いたことがないって事でしょうか。
>それはそれで何かくやしいな、と思ってしまうファミコン世代のASDでした(笑)
>(しかも四角ボタンを知ってる世代……(爆))
>
そうそう、一度チャットで「矛盾が〜!」とか叫んでたのが、これです。無理がありますよね(笑)プロットが途中で右へ左で変化したしわ寄せが来ました。うーん、たった20枚なのになぁ。僕もファミコンやりましたよー、スーパーマリオ3をやりこみました。あとはFF2。
>……引っかかった点としては以上です。
>あと細かい所を指摘すれば、冒頭の一人称の部分、
>「警察に捕まるのはゴメンだからな」を「〜ゴメンだからね」に変えた方が
>叙述トリック的には自然かも知れないな、と思いました(笑)
>現状では、(ピー)の口調としては不自然に思えない事もないかな、と……。
>そういう口調のキャラなんですよ!という言い訳は、ミステリとしてはズルかと思いますし(爆)
>
あー、そうですね、最後で変えたんですよー。ちょっと叙述トリックに自信がなかったのでより(ピー)の口調に近づけようとしたためにこうなったかと。
>
>……以上、感想でした。
>辛口どうこうというよりは単なる添削のように
>細かい指摘ばっかりでスンマセン(汗)
>まぁ細部はそんな感じとして、ミステリ系のショートとしては
>全体的によくまとまっていたんじゃないかな、という風に思います。
>次回作も期待しておりますので……。
どうもありがとうございました! 次は多分(また過ちを繰り返すか!?の)連載を行くと思います。しかしアレですね、叙述トリックって叙述トリックが使われてるという時点でネタバレになる感想殺しですな(笑)
投稿日 | : 2003年04月08日 13時54分 |
投稿者 | : てぃあら |
Eメール | : |
タイトル | : 「音源はご機嫌」の感想! |
URL | : |
遅くなりました。感想ですっ。
をを!ミステリですね。ホラーでサイコですねっ!――すみません、このあたりのジャンルの違いがよくわかっていません(爆)
全体的に熱を感じさせない刃物のような作品で、きっと作者さんの狙いどおりに仕上がっているんだろうな、という印象を持ちました。
雰囲気も良くでているし、長さも内容に対して適当で、とても読みやすかったです。
内容に関しては、やはりネタバレに注意して伏せておきますが(汗)オチも含めて、作品のイメージを壊していない良いものだったと思います。
これからも頑張って下さいねっ!ではでは。
投稿日 | : 2003年04月12日 21時16分 |
投稿者 | : 沖田来々 |
Eメール | : |
タイトル | : Re: 「音源はご機嫌」の感想! |
URL | : http://www.geocities.co.jp/Bookend-Akiko/8837/ |
>遅くなりました。感想ですっ。
>
ありがとうございます!
>をを!ミステリですね。ホラーでサイコですねっ!――すみません、このあたりのジャンルの違いがよくわかっていません(爆)
>
僕も分かってません!(笑)でもミステリってかなりファジィで、ホラーとかサイコとかも内包するジャンルかと自分では思ってます。ただ推理小説と思って読まれると困りますね(汗)
>全体的に熱を感じさせない刃物のような作品で、きっと作者さんの狙いどおりに仕上がっているんだろうな、という印象を持ちました。
>雰囲気も良くでているし、長さも内容に対して適当で、とても読みやすかったです。
>内容に関しては、やはりネタバレに注意して伏せておきますが(汗)オチも含めて、作品のイメージを壊していない良いものだったと思います。
>
そう……ですね、雰囲気だけは割と思ったとおりかもしれません。トリックと完成度の高いもの、っていうのが課題で、後者は失敗してしまいましたが(^_^;) 完成度については言いつづけているので、次こそはなんとかしたいですね。
>これからも頑張って下さいねっ!ではでは。
ありがとうございます! 頑張ります!
投稿日 | : 2003年04月14日 12時20分 |
投稿者 | : きぁ |
Eメール | : |
タイトル | : 沖田来々さん作 「音源はご機嫌」の感想。3人目? |
URL | : |
ども。チャット以来、ご無沙汰してます。
お引っ越しが無事に終わったようで良かったですね☆
きぁです。
えぇと、感想です。
ネタバレを多大に含みます。
読んでいない方、まず読みましょう☆(^-^)
まず、ASDさんも触れていらっしゃいましたが、
ミステリというよりサイコホラー系かな、と思いました。
トリック的には間違いなくミステリなんですが、
その部分の描写が多分、頭と尻尾にだけ登場するからかも。
途中で同じようなシーンを・・・、
つまり、鏡子ちゃん本人の言葉を挟んで
読者を混乱させるのもテかも知れませんね。
あと、私だったら多分、どこかに猫の死体を落っことしておきますね。(笑)
複線として。
サイコホラーとして読んでしまうと、
突然鬼ごっこしてもあんまり違和感ありませんでした。(笑)
むしろ私的に難解だったのは“音源”。
まさか(ピー)の時の(ピー)だったとは。
2回読み返して、ASDさんの感想読んで初めて理解したきぁは
どうやら相当トロいらしく。(汗)
これから3度目を読んできます・・・。
個人的で恐縮ですが、いやぁ、鏡子ちゃん美人って辺りが
大変きぁ好みですなぁ。(死)
短編としては内容がかなり凝縮されていて
面白かったです。
あとは、ASDさんが仰ってましたが、
もうちょっと長くする機会に恵まれれば、
(ピー)辺りをもうちょっと増やす、等々。
おまけですが。
多分この作品で倫理観を問われたら、
きぁの『モノクローム』はバッシングの嵐のただなかに
没しているかと。(爆)
更に、全く余談なんですが・・・、
沖田さんいつハンドルネーム替わりました?(死)
以上、感想でした。
投稿日 | : 2003年04月16日 00時18分 |
投稿者 | : 沖田来々 |
Eメール | : kushiomuretu@yahoo.co.jp |
タイトル | : ありがとうございます! |
URL | : http://www.geocities.co.jp/Bookend-Akiko/8837/ |
>ども。チャット以来、ご無沙汰してます。
>お引っ越しが無事に終わったようで良かったですね☆
>きぁです。
>
この間は先に終了しちゃってすいませんでした(笑)また今度ご一緒しましょう。
>まず、ASDさんも触れていらっしゃいましたが、
>ミステリというよりサイコホラー系かな、と思いました。
>トリック的には間違いなくミステリなんですが、
なんか結構ジャンルに関して反響がありますね(笑)僕としてはミステリというジャンルは万能に近いぐらいに思ってたので(つまり、謎があればOKぐらいに)、ちょっと意外です。ミステリをもっと細分化すれば、サイコホラーだなぁとは思ってました。
>その部分の描写が多分、頭と尻尾にだけ登場するからかも。
>途中で同じようなシーンを・・・、
>つまり、鏡子ちゃん本人の言葉を挟んで
>読者を混乱させるのもテかも知れませんね。
>
そうですねぇ……もっと長ければいいかと思いますが、二十枚くらいでやると日頃推理小説を読んでる者としては「ワザとらしいな、トリックはここにある!」などと思ってしまいます(爆) しかし一つの手段ではありますね。
>あと、私だったら多分、どこかに猫の死体を落っことしておきますね。(笑)
>複線として。
>
これは見てハッとしました。思いつかなかった……悔しい! これはいいですね。そうかぁ、こういう具体的な複線が足りないから後半の説得力がないんだなぁ、うん(ブツブツ……
>むしろ私的に難解だったのは“音源”。
>まさか(ピー)の時の(ピー)だったとは。
>2回読み返して、ASDさんの感想読んで初めて理解したきぁは
>どうやら相当トロいらしく。(汗)
>これから3度目を読んできます・・・。
>
いや、この部分は完全に失敗です。説明不足の自己満足。オノレェ。。。
>個人的で恐縮ですが、いやぁ、鏡子ちゃん美人って辺りが
>大変きぁ好みですなぁ。(死)
>
「……きぁさん女性ですよね?」というのとは関係のない、「好み」ですよね?(爆)
容姿の美醜については毎回悩みますが、僕は「雰囲気作りの道具」として捉えています。今回の場合、室井鏡子は美人以外では有り得ません(笑)
>おまけですが。
>多分この作品で倫理観を問われたら、
>きぁの『モノクローム』はバッシングの嵐のただなかに
>没しているかと。(爆)
>
この作品は復帰第一作なので、どうも読者方のリアクションが想定できず、かなり怖かったです。しかし大丈夫みたいで、今後もう少し過激に行けることがわかりました。ふふふ……(怖)
しかしあれだなぁ、読んでから時間が立つのでわかりますが、「モノローム」はなんか印象に残る作品でしたね。やっぱ雰囲気がよかったんだなぁ……ああいうのをそのうち書きたいと思います(気合)
>
>更に、全く余談なんですが・・・、
>沖田さんいつハンドルネーム替わりました?(死)
>
復活の際に高々と宣言しましたが(爆)くそ、認知度が低い。これから広めていきますので、どうぞ以後お見知りおきを(笑)
>以上、感想でした。
勉強になりました。あれですね、ここの創作談義掲示板とかで、なにか一作挙げてそれをみんなで「私ならこうする」形式で話すのも勉強になるかもしれませんね。
ありがとうございました!
投稿日 | : 2003年05月25日 23時32分 |
投稿者 | : 砂時 |
Eメール | : eaab7622@mb.infoweb.ne.jp |
タイトル | : 久々に感想四人目 |
URL | : |
お久しぶりです、沖田さん
いや、今は沖田来々さんですか。ちょっとやりにくい
実はかなり前に読んでいたんですが、感想を忘れてた…
てなわけで、今更ながら感想です
テーマにもなる音源ですけど
これはかなりわかりにくかった…私なりですが
ASDさんの援護をもってどうにかわかりましたが
このあたりはもうちょっとわかりやすくしてほしかったです
わからない私の方がにぶいのかもしれませんけどね
文章とかそういうあたりは問題なかったと思います
構成上読みにくくなるところはあったけど、それ以外は読みやすかったですし
話し方が妙になっている一部分も、複線としては問題なしかと
内容的にはミステリーよりやっぱりサイコホラーのように感じました
最近漫画とかでも多いですものね。多重人格とかそういうのは
ラストではもう少し引っ張ってほしかったけど、ああいう終り方もいいかな
そういうわけで、久しぶりの感想だったのでなんだかうまく書けません
また新しい作品が来たら感想送りますので。それでは
投稿日 | : 2003年06月01日 22時 1分 |
投稿者 | : 沖田来々 |
Eメール | : kushiomuretu@yahoo.co.jp |
タイトル | : ありがとうございます〜〜 |
URL | : http://www.geocities.co.jp/Bookend/7906/ |
>お久しぶりです、沖田さん
>いや、今は沖田来々さんですか。ちょっとやりにくい
>実はかなり前に読んでいたんですが、感想を忘れてた…
>てなわけで、今更ながら感想です
>
どうもお久しぶりです♪ お互い忙しいみたいですね(^_^;) 名前の方は別になんでもいいス(笑)
>テーマにもなる音源ですけど
>これはかなりわかりにくかった…私なりですが
>ASDさんの援護をもってどうにかわかりましたが
>このあたりはもうちょっとわかりやすくしてほしかったです
>わからない私の方がにぶいのかもしれませんけどね
>
ここは反省点ですねー、明らかに説明不足。精進精進。
>文章とかそういうあたりは問題なかったと思います
>構成上読みにくくなるところはあったけど、それ以外は読みやすかったですし
>話し方が妙になっている一部分も、複線としては問題なしかと
>内容的にはミステリーよりやっぱりサイコホラーのように感じました
>最近漫画とかでも多いですものね。多重人格とかそういうのは
>ラストではもう少し引っ張ってほしかったけど、ああいう終り方もいいかな
>
今思えばシナリオはサイコホラーなのにミステリーを書こうと奮起してたから中途半端になったかもしれません。多重人格に見られたのかな? さすがに多重人格はキョウビ多すぎて敬遠してましたが(笑)
>そういうわけで、久しぶりの感想だったのでなんだかうまく書けません
>また新しい作品が来たら感想送りますので。それでは
いえいえありがとうございました〜〜m(_ _)m 新作はかなり難航してますが、またよろしければお願いします♪