投稿日 | : 2003/07/01(Tue) 11:29 |
投稿者 | : きぁ |
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タイトル | : ASDさん作『静かの海』の感想 一人目。 |
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毎々お世話になっております。極悪ネットサーファー・きぁです。
職場なんで、やらなきゃイカン事はいっぱいある筈なんですが(爆)
先月より引き続き、感想書込強化月間なのです。
ということで、現実逃避、もとい感想です。(^-^;
えー、ご本人があとがきで「意味不明」と仰ってましたが、
そんな事はなかったですよ?
ちゃんと理解できましたし、最後のくだりあたりは、
かなり綺麗な文章だと思いました。
相変わらずASDさんの日本語は綺麗ですねぇ。
日付変更線直前の駆け込み掲載(苦笑)ということでしたので、
重箱の隅つつくのはどうかと思ったのですが。
一応。
>努力して現状を維持しようという努力を怠ってきたのだ。
ココだけ気になってしまいました(汗)。
誤脱字は多分なかったと思います。
余談ですが、どうもりらさんの『言葉(同じく企画短編)』の世界と
よく似た雰囲気の作品なんですよね・・・。
りらさんの作品を拝読した後でこちらを読むと、なんかとっても感慨深い(謎)。
あと、某エ○ァン○リオンの最後とかちらついたりとか(死)。
この作品、結局「私」は彷徨いっぱなしなんでしょうか・・・。(汗)
・・・って、ちっとも感想文ぢゃないッスね(滝汗)。
次作は長いものを☆
お待ち申し上げております。(^-^)
投稿日 | : 2003年07月01日 11時44分 |
投稿者 | : きぁ |
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タイトル | : 超・余談。 |
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タイトル見て「月?」と思ったのは私だけでしょうか?(笑)
あと、大昔数枚のシングルと1枚のアルバム出して消え去った
某ICE BOX(中西圭三とかいたバンド?)のアルバム曲に『名前』っていうのがあるんですが、
何となくこの作品にお薦めします。
イヤ、一緒に聴け、とかではないんですけど(汗)。
投稿日 | : 2003年07月02日 02時28分 |
投稿者 | : ASD |
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タイトル | : 早速ありがとうございます |
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ども、こちらこそ大変お世話になっております。
早速の感想、どうもありがとうございます。
最近、何だか沢山感想をいただいてますよねぇ……。
過去にあんまり無かった事態なので
感激すると同時に結構動揺してたりしますが(爆)
>某エ○ァン○リオンの最後とかちらついたりとか
んー、ようするにこの作品って
ATフィールドが取り払われたあとの状況そのまんま、って事ですよね(爆)
別にパクッたわけではないですが……似てるといわれれば
どう頑張っても言い逃れは出来ないのでは、と思います(苦笑)
>努力して現状を維持しようという努力を怠ってきたのだ。
ん、これは確かにASDもヘンだな、と思います(笑)
この一文って、掲載前に見直した際に手を入れた箇所なんですよね。
ASDの作品は第三者による誤字チェックを一切受けずに掲載されるわけですが
それゆえの悲劇が今ここに……(苦笑)
ちなみにこの作品の「静かの海」というタイトルには
元ネタになってる曲がすでにあったりするんですよー。
あまりにマイナー過ぎる曲なので、敢えてここには書きませんが(汗)
ICE BOXの方ですが、Amazon.co.jpで検索かけてみて
一応発見はしたのですが
これって、レンタルCDとかで置いてあったりしますかねぇ……。
まぁ何だかんだ言って、恐らく「私」は漂いっぱなしなんじゃないかなー、と思ってみたり……(爆)
投稿日 | : 2003年07月05日 23時 2分 |
投稿者 | : りら |
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タイトル | : 『静かの海』の感想 二人目。 |
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ASDさん、いつもお世話になっております。
思えば、ASDさんの作品に感想をつけるのは珍しいような……(私)。
だっていつも大長編なので(うひっ)、ついつい読みそびれてしまって。
長編の方が物語として面白みがあるのは、重々わかっているんですけども。
(私も長編書くのが好きだしさー)
さて、この作品をとても興味深く拝見いたしました。
言葉、というワードに対するアプローチの仕方に、なんか共感するものが。
そのせいか、ことさらに深く読み込んでしまいました。
この作中の主人公(仮)は、神に対して「疑問」を持つ人物であり、
それゆえに神に対して、控えめながらも攻撃的な態度を取っています。
>――すべては、この私が間違っていたようだ。
ですが神は、「文句言うなら、もー知らんわい」というような、
ちょっと子供っぽい態度で(笑)、姿を消してしまいますよね。
>違う。そうじゃない。
主人公の言葉は、神に届かない……
主人公と正面から向き合うことをせず、
言葉を濁して逃げ出してしまう「神」とは一体何者なんでしょう?
それは、聖書や神話にある「神」とは違うもののような気がする。
ASDさんの中の、独自の世界をかいま見たような感じがします。
けれども、主人公自身も、神に対して問いかけるほど強い力を持っていない。
自分自身が何者かという疑問の中で、海に溺れるような無力さを感じさせます。
>私が望んだのは、今ここにある静寂にもよく似た、世界の平穏でした。
>皆が争いを知らず、憎しみも妬みも存在しない世界……秩序ある世界。
主人公の望んだ世界……それは、万人にとっての「望む世界」ではないでしょうね。
私も同じようなことを「言葉」という作品に書いてみたけれども、
争いの存在しない世界というのは逆に味気ないものなのかも。
醜い争いは無用でも、迫り来る嵐に立ち向かうことは必要なのではないか。
他者との対決は、自分自身が何者かということを知るための手段ではないか。
本当は、憎んでいるのは争いそのものではなく、
争いの前に無力な自分であるのかもしれない。
そんなことを、ふと、思わされた作品でした。
投稿日 | : 2003年07月07日 15時21分 |
投稿者 | : 沖田来々 |
Eメール | : kushiomuretu@yahoo.co.jp |
タイトル | : 『静かの海』の感想 二人目♪ |
URL | : http://www.geocities.co.jp/Bookend/7906/ |
どうも、毎度お世話になっておりますm(_ _)m 今回は不参加ですのでなんとか感想だけは書こうと思っているのですが、どうも投票期間内には全ての人のを書けそうにないですな(汗)
抽象的で教訓的な、(僕の読んだ)ASDさんの作品の中では珍しい作品ですね。意味が分からないということはないです。少なくとも僕は共感する部分があるので、すっと理解できました♪
作品中気に入ったのは最後の部分です。やっぱり文章が綺麗だし、印象に残ります。ハッピーエンド嫌いな僕なので、途中『彼』との会話で『私』が発言したときには、「おいおいハッピーエンドかよ」と少し思いましたが(爆)、大丈夫だったようです(笑)
前のお二人の感想を読んだ後で書きにくいですな(汗)僕も一応日本語のつっこみを入れておこうかと思います。前半の、
……そう、世界が形あるものだと考えているだろう、あなたには。
の部分ですが、少し意味が取れませんでした。『あなたは』の間違いなのか、それとも『世界』が主語になるのか、はたまた僕の日本語がおかしいのか(笑)正しかったらすいません(シ_ _)シ
貧相な感想で失礼しました、次回も期待してますー!
投稿日 | : 2003年07月08日 00時49分 |
投稿者 | : ASD |
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タイトル | : 芹沢さんどうもありがとうございます! |
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ども、芹沢さん感想どうもありがとうございます。
しかしこの種の作品って、深く考察してもらえばしてもらうほど
痛い腹を探られるような気分になるんですが(爆)
えーとですね、実は告白しますと、この作品って別に
言葉がどーのこーの、という部分からスタートした作品じゃないのですよ(苦笑)
ただ、確かに言わんとするところ、目指そうとしているところは
芹沢さんの作品と、とてもよく似ているかも知れませんね。
人間、一度はこういう事も考えてみたくなるんでしょうか(苦笑)
神との対話というシチュエーションは
無理に観念的っぽいイメージを作ろうとしていて
ちょっと苦しかったかも知れません。
確かに、神様というには少々無責任な人でしたねぇ(苦笑)
……まぁ何というか、割とこっぱずかしいので(笑)
芹沢さんのご意見ひとつひとつにお返事は出来ませんが
感想そのものが、とても示唆に富んだ内容だったように思います。
ありがたく読ませていただきました(笑)
ということで、何かありましたらまたよろしくお願いします。
いずれ長い作品なんかも……(図々しいなー(笑))
投稿日 | : 2003年07月08日 00時59分 |
投稿者 | : ASD |
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タイトル | : おきさたんどうもありがとうございます! |
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と、久々に名前で遊んでみたり(笑)
最近、怒涛の感想攻勢を繰り広げてますねぇ……ありがたいですねぇ……(笑)
ちなみに抽象的な話とか、教訓的な話とかは
結構沢山書いてるような気がするんですが……ホントに読んだことないですか?(笑)
観念話なら「閉塞機関」とか「WORDS」とか。
教訓話なら「彼方より来る」とか。
もし未読だったら、そちらもよろしくお願いします(笑)
ちなみにASDも「絵に描いたようなハッピーエンド」はあんまり好きじゃないですので
ビミョーに不幸な作品が多いです……って
何だかASDの過去作の宣伝になりそうなのでこの辺でやめときますが(苦笑)
えーと、それから「あなたには」ですけど
確かに言い回しとしてはちょっと分かりにくい感じだったかも知れません(汗)
一応解説しときますと
> 形あるものがその形を失い、雑然と入り混じっている世界。それはまるで、混沌であるように見えるかも知れない。……そう、世界が形あるものだと考えているだろう、あなたには。
ここでの「あなたには」は、
前の文章の「見えるかも知れない」にかかります。
世界が形を失っているのは、混沌や混乱のように見えるかもしれないけど
そうじゃなくて、あるべき姿としてそうなっているんだよー、
というような事を言っているのですが
よく考えてみたら続く一連の文章でも、そこまで説明出来ていないかも(汗)
うーむ、推敲が中途半端ですな……(汗)
投稿日 | : 2003年07月13日 21時53分 |
投稿者 | : と〜みん |
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タイトル | : 感想四人目〜 |
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こんばんは。と〜みんです。
静かの海、感想書いてみようと思い立ちました。
ASDさんの文章の雰囲気が好きなので、この作品もしっかり入り込んでいきました。
でもって、ふとSFチックに想像を膨らませてみました。
ああ、人が作った人の世界なのではないかなあっと。
主が人間的だったから、そう思ったのかもしれませんし、
ただよう海をネットワークになぞらえて、
「WORDS」の世界観が頭の中で混ざってみたりとかしたせいかもしれませんが。
それにしても寂しいですね。
誰もいない静かな海に一人、夕焼けを見ながらたたずむような感じ…
って説明になってないですが、そんな孤独感の後味でした。
それでは。
投稿日 | : 2003年07月20日 21時16分 |
投稿者 | : ASD |
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タイトル | : と〜みんさん、ありがとうございます! |
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ども、読んで下さってありがとうございます。
どーにもこーにも、ASD的には昔から
「SFってのは、難解でなければ!」という困った目標意識がありまして(苦笑)
この作品も、そういうのを一応は目指してみたつもりだったりします。
ここで描かれている神と人間と世界のあれやこれやについて
詳しく説明しろ、といわれてももはやASDには説明不可能なのですが(爆)
雰囲気だけでも堪能してもらえれば幸いです。
まぁなんというか、「WORDS」が言葉のない世界を言葉で描写する、という作品だったように
この作品も、形のない世界の形を描写しようという、
無謀な作品だった、という意味で共通しているのかなぁ、と思ってみたり……(笑)