投稿日: 2003/07/21(Mon) 15:30
投稿者tsukikasa
Eメール
タイトルえくすとらさん作『消え行く夕日』感想です
URLhttp://www.babu.com/~abyss/
先日のチャットではどうも。tsukikasaです。
まだ連載の始めでストーリー的な事にはあまり触れられませんが早速感想を。
正直、どこまで思った事を伝えていいものか迷いましたが、えくすとらさんもプロ志望との事なので率直に書かせてもらおうと思います。失礼な発言もあるとは思いますがお許しください。

文章は、引っ掛かりが目に付く部分もあるとは言え、えくすとらさんなりに書きたいものがあるという事が伝わってくるものでした。
ただ、対象年齢が幾つを想定されてるのか、本人がお幾つなのか、気になる点はありますが(爆)、現在括弧で付けられているルビの類はほとんどいらないように思います。外套(マント)、死霊騎士(デュラハン)など特別な読み方をさせるものは除いて、ですが。

作品としては、技術云々ではなく、えくすとらさんの今の精神的な未熟さがそのまま文に顕れてるように思います。
自分の文章が、その文を初めて読んだ人にも明確に分かるものなのかどうか、そういう思い遣りを持てるだけでも文章は格段に良くなると思います。
おそらく、同じファンタジーの市販されてる小説の文章をじっくりと観察しても、そこには言い回しへの工夫が幾つも見られるはずです。

えくすとらさんは以前のチャットで「夢は持ち続ければ叶うものだと思う」と仰いましたよね。えくすとらさんの友人の話題の時に出た一言ですが、これはえくすとらさん自身にも言える事だと思います。
えくすとらさんが向上心を持って書き続ける限り、応援させてもらいたいと思いますので、連載の続きも頑張ってください!

最後に、偉そうな事ばかり長々と書いてしまいすいませんでした。


投稿日: 2003年07月23日 21時43分
投稿者
Eメール
タイトル二番手、聖。いっきまぁ〜すぅ!!
URL
三食昼寝検査付きで、みんなが泊まりたがらないホテルから先日帰還してきました聖です(爆笑)

え〜っと、読ませていただきました。感想とはほど遠いのですが、全文の中で気になる箇所がありましたので書き出させていただきます。最も、私の感覚で書きますので聞き流してください。


>コーストの姿は、二十歳後半辺で。紫色の髪はとがった耳元を越え肩まで伸びており、

 この「二十歳後半辺で。紫色」の「。」は「、」?
 この場所に「。」があると読み手としては読みにくいと言いましょうか、文章が途切れてしまうのですっと文章に入り込めません。
「コーストの姿は二十歳後半辺で、紫色の髪はとがった耳元を越え肩まで伸びており、」
とした方が文章自体に滑らかになり読みやすくなると思います。


>まばゆいのをたたえる肌の色と、

すみません。この文章の意味がよくわかりません。何が言いたいのか、理解できません。言葉が抜けているような気もします。


>私は幼い頃、エルフである彼は当時、

「私は幼い頃」は「私が幼い頃」の方がいいと思います。


>コーストが語る冒険はとても最高である。辛い話でもあった。

この一節もぶつ切れ状態に思えます。接続語を入れるといいのではないでしょうか。
「コーストが語る冒険はとても最高である。だが、同時に辛い話でもあった。」
「コーストが語る冒険はとても最高である。しかし、それは辛い話でもあった。」
「コーストが語る冒険はとても最高であるが、辛い話でもあった。」
等々。


>実際、自分が冒険に出てみると出会いや別れなど。もっとも、酷く精神的に痛めつけられた事もあった。

この文章の「。」やその後の「もっとも」も違和感に思います。
「実際、自分が冒険に出てみると出会いや別れを経験し、時には酷く精神的に痛めつけられた事もあった。」とか。

 
>ゆいつ、変わるのは私の孫娘が持って来る花瓶に飾られた花だった。

「ゆいつ」ではありません。「ゆいいつ(唯一)」です。面倒でも辞書を調べた方がいいです。


>ドアの閉まる音が聞こえ、そこをみると私だけが部屋に取り残された。
>部屋を見ると、そこは説明するのもバカらしいとある魔導病院の個室だった。

この二つの文章には何か言い回し方が諄(くど)く感じます。それと同時に「私」は「今現在そこにいる」のですから、述語の過去形はおかしいと思います。
「ドアの閉まる音が聞こえ、振り向くと私だけが部屋に取り残された。説明するのもバカらしいが、ここはとある魔導病院の個室である。」等々。


>回りをカスミの花で囲み。赤、黄のチューリップが

これも「。」の打ち方がおかしいと思います。この場合、「、」ではないでしょうか。


>容貌は、可愛い美少女でスタイルも申し分なく。黒い外套……

「容貌は可愛い美少女でスタイルも申し分なく、黒い外套……」
と句読点を打った方が読みやすいのは、私だけ?


気になった箇所は以上です。
全体的に句読点の打ち方がおかしいことと、誰でも読める漢字にはルビを打つと返って読みずらくなると思います。「始做」等読み方の難しいものに止めておいた方がいいでしょう。因みに、「しさ」と読みます。端々に言葉足らずで意味不明の文章になっている箇所も見受けられますので、書き上がった物は最低3日空けて再度読み直すことをお奨めします。後、辞書は面倒がらずに引きましょう。これは物書きとしては基本だと思います。
物語の展開部分も掴みかねています。場面が変わるのであれば、180度転換するぐらいの勢いがあってもいいのでは?と思います。
とまぁ、長々と偉そうに書きましたが気に為さらぬように。私の文章はもっと頗る稚拙ですから。


追伸
>>えくすとらさんは以前のチャットで「夢は持ち続ければ叶うものだと思う」と仰いましたよね。

「夢は持ち続ければ叶う」と言う言葉は「銀河鉄道999」の原作者松本零士先生が仰っていました。「エターナルファンタジー」だったかな?そんな事を言っていました。


投稿日: 2003年07月24日 01時12分
投稿者ASD
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タイトル三人目。やっぱり辛口です(汗)
URL
うーむ、tsukikasaさんといい聖さんといい、手厳しいですねぇ……(苦笑)
まぁわずか5枚程度ではストーリー面に関しては
まだ何とも言いようがありませんので
いきおい文章面の技術的な話にならざるをえないんですけど……。

うーむ。

ASDの目から見ても、やはり
これはちょっとどーなのよ、というクオリティではあったかと思います(汗)
率直な印象としては、外国語の文章を日本語に直訳したそのまんま、というような感じで
日本語の文章としては、かなりぎこちなかったかと。
tsukikasaさんの「精神的に未熟」はチト言い過ぎとしても
ぶっちゃけた話、作文技術的に未成熟である、というのは否定できないと思います(汗)

個別の文章の、どの辺りがどーなのか、というのは
聖さんが詳細に見解を述べられてますが
やはり「自分の書いた文章を冷静に見返す」というのが大事だと思います。
一般論として、文章の上手い下手というのは確かにありますが
大半の場合は、作者の国語力云々よりも、
単にクオリティチェックの甘さが要因であるケースがほとんどだと思われますので……。
丁寧に修正していけば、ある程度改善できる問題ですので
その辺り、ちょっと勿体無いと言えば勿体無いかも。

まぁくどくど言ってもしょうがないのですが
ASDがこの連載第1回を読んでみた限りでは、
えくすとらさん的に「文章を書く」という行為自体が
まだまだ馴染みのない行為なんじゃないかと思います。
小説を書く以外にも、例えば日記をつけてみたり
本やコミックやゲームの感想を、いちいちまとめてみたり
そうやって、文章を書く訓練を積んだ方がいいんじゃないかと思います。

そもそも、そこで文の良し悪しが判別つかないという事は、
えくすとらさん的に、読書量そのものが
決定的に不足しているのではないか、ということも言えるような気がします。
他人の文章と比べて自分のはどうなのか、という判断は
まず「他人の文章」自体に沢山触れてみないことには
何とも言えないんじゃないかと思いますので。
ストーリーが面白いとか、キャラがいいとか、そういうのも肝心ですけど
せめて他人の本を読んで、テクニック的な良し悪しが
漠然と判別出来る程度の読書経験くらいないと、
作家としてはちょっとキツいような気がしますが……(汗)

……うーむ。
現状では、日本語としてやっと意味は通じているぞ、というレベルで
小説としての文章力や筆力を問うところまで
まだ到達していないような気がしますねぇ……(汗)
もちろん、かく言うASDの文章技術が
神の領域に達しているわけでもないのですが(爆)
ここまでの指摘に「なにくそー」と思うところも多々あるでしょうが
それをバネに、もっと経験を積んで、実力を身につけて欲しいな、と思います。


以上、おせっかいな感想で、大変失礼しました(汗)


投稿日: 2003年07月24日 20時14分
投稿者きぁ
Eメール
タイトルえくすとらさん作『消え行く夕日』 感想4人目です。
URL
チャットでお世話になってます、きぁです。
第1話?分の感想です。

まず、感想です。
ASDさんの文面にもありましたが、まだスタート部分のほんの触りの状態なので
物語については、まだコメント出来ない部分があるのですが。
“あらすじ”からも、なかなかいい感じだと思います。
続編、是非頑張って下さいね?

で、他に何がお伝えできるかというと、やっぱりご指摘が数点でしょうか。
えーと、皆さんが結構盛大にツッコミを入れて下さってるので、私は別の視点から。

まず、えくすとらさんがこの作品の中で、
「どこから」他の人物・世界・風景を見ているかを、お聞きしますね。
「私」という主人公の視点から物語を書き進めているのか、
それとも全くの第三者が世界を見物しているようにしたいのか。
これによって、文章の書き方が変わってくると思います。
私が見た限りでは、多分前者を選んでるんだと思うんですが、如何でしょう?

漫画とか、よく読みますか?
吹き出しとかの台詞、気になっちゃう方でしょうか?
皆さんが指摘している『文章の句読点』は、そういった「口語体」の影響が
あるような気がします。

聖さんがご指摘してた文章を、引っ張ってきました。

>コーストの姿は、二十歳後半辺で。紫色の髪はとがった耳元を越え肩まで伸びており

この真ん中に挟まってる「。」は恐らく、実際の人間が口頭で喋ってると
あまり気にならない表現です。

「Aさんは背が高くて、色白で、髪は黒で、緑が好きだ」
という文章を、言葉で喋ったときに、喋ってる人がAさんを想像していたりすると、
どうしても文章の間に長い間が開いたり、言葉に詰まったりします。
「Aさんは、背が高くて。……色が白くて、髪が黒で、緑が好き」
まぁ、こんな感じですか?

これが台詞の中だと、別におかしくないんですが、
文章の中に潜り込むと、皆さんが言うように「何か違和感がある」言葉になってしまいます。

表現したいことは、決して間違っていないと思います。
実際、文章が完結しない(〜だ、〜です、等の言い切りの形を取らない)状態で
台詞を喋ることは、現実にも物語の中にも有り得ます。

この作品も「私」という人物が紹介している形式を取っているので、
台詞のような文章になっていますよね。
でも、「私」が台詞で状況を説明すると、文章ではなくそれは「喋った言葉」になります。

この作品の中では、「私」は自分で喋ってはいるけれど、
周囲の説明をしたり、世界を見たり、全くの第三者的な仕事もしています。
「私」が口語で喋るのは構わないのですが、「説明中」の第三者が口語で喋ると、
物語が伝わりにくくなってしまいます。
説明文なのか、「私」が個人的に考えていることなのかが分からなくなっちゃう、という事です。

多分、今回の一番引っかかりが気になる部分は、この点だと思います。

一度、読み直してみて、冷静に見たときに「あれ?ここは台詞?」「それとも説明文?」と
判断に迷う部分を探してみるのはどうでしょうか?
説明文には、やっぱり「〜だ」「〜である」「〜です」等の文末があった方が、分かり易くなります。
そこを変更してみるだけでも、かなり文章が変わってくると思います。

以上、ひとまずご指摘まで。
続編をお待ちしています!(^-^)


投稿日: 2003年07月25日 18時56分
投稿者えくすとら
Eメール
タイトルRe: どうも、えくすとらさんです。皆様ご感想ありがとう御座います。
URL
皆様の、ありがたいコメントを見る限りかなり気になった点は多々あったと見えます。
確かに、落ち着いて読み返したつもりでも、私自身読書量が以上に少ないのが今回の作品の欠点と思えます。
そこさえ、しっかりとできれば、少しはよかった、と皆様のコメントを見てわかりました。
まあ、表現に法則ないンだけどねー。でも、変なものは変ですね。
それでは、次回作も機会があれば是非とも読んで下さい。
tsukikasaさん、聖さん、ASDさん、きぁさん、ご感想ありがとう御座いました。