投稿日 | : 2003/08/04(Mon) 22:32 |
投稿者 | : 聖 |
Eメール | : |
タイトル | : 沖田来々 さんの「空言人と魔法使い 」で思ったこと |
URL | : |
はっきり言って、話自体の感想なんて私には到底書けません(笑)
ですから、思ったことを私の感覚で書かせて頂きます。
始めに、話の内容は私のおつむには非常に難しかったです。ハイ。
終わり方が「こーゆー終わり方かぁ……」と思いました(どういう意味だ(笑)
で、後半の文章で目立ったのがキャラの行動がただ単に箇条書きのような書き方が気になりました。
例えば
> 料理が出来上がって、二人で食べた。食べ終わり、倣が食器を洗っているとき、ドアがノックされた。
のような書き方が多々ありますが、キャラの在り来たりの行動説明は読み手としましては飽きてしまいます(「ベタ流し」と言うそうです)何にもない日常的なことを書きたいのであれば、もう一工夫した方がいいと思います。
それと、冒頭の二人が書いている小説の文章にも工夫が欲しいですね。
読んでいると、二つとも同じ系統で書かれてると言うことが一目瞭然です。男と女が書いている、という設定であれば、文章もそれらしく書いた方がいいと思います。つまり、男が書いた文章と女が書いた文章では明らかに文体が違う、と言うことです。実際に投稿されている小説を読み比べてみると分かると思いますよ。文章に男女の性別って出てくると思いますよ(そう、感じているのは私だけかな?)
それでは、気になった文章を私的公正していきたいと思います(偉そうに(汗)
>まだ新しいみたいに綺麗な小屋だった。
「みたいに」は後ろに続く「綺麗な」の言葉に合わないと思います。と、言うか形容詞が二つ続けるのは変じゃないですか? 「新しいみたいに」を例えば「建てたばりのように」とか「新品のように」等。
>悪いことはしたが酷いことはしなかったので、世の中では一番生きるのが難しい
「しなかったので」とは少しコテッと転びそうな感じがしました。
「悪いことはしたが酷いことはしていない為、世の中では一番生きるのが難しい」と私はこう書きたいと思います。
>カウンタ席
間違いです。「カウンター席」です。他にも「カウンタ」と言う箇所がありました。あやふやだったら、辞書を引きましょうね〜。
>そして言う。「あなた……別人よね?」。どうやら客では
このカギ括弧の後ろの「。」は必要なのだろうか……。悩みます。このセリフは改行してもいいのではないですか? 文章の中に埋める話し言葉も効果があるかも知れませんが、この場合、改行して強調した方が、後々の結末にインパクトを与える一節になる気がします。
以上、偉そうな事を書いてしまいましたが、私が思った事です。
まぁ、カレーで言うところの甘口ですね。
投稿、頑張ってくださいね。
投稿日 | : 2003年08月05日 13時29分 |
投稿者 | : きぁ |
Eメール | : |
タイトル | : Re: 沖田来々さん作『空言人と魔法使い』 感想3人目です! |
URL | : |
いつもお世話になってますー、きぁです。
ウィルスだ何だと物騒な昨今、ページごとダウンロードして拝読させていただきました。
――え?勿論職場ですが何か?(爆)
ということで、感想など。(^-^)
イキナリ余談かっ飛ばしますが。
もー、これは絶対、聞きたかったというか、聞かずにはいられないというか。
川上鈴さんは、美人ですよね!?(そこかよ(死))
魔女みたいなお嬢さんと言えばやはり、美人なのでしょうが・・・。
行動とかが可愛いですよねぇ。(*´ー`*)
・・・イヤ、物語とは全く関係ないんですけどね。ハイ、すみません・・・。
本題に戻りまして。
3/4位はもう勢いというか興味というかで一気に読ませていただきました。
――仕事?その間放置プレイですが何か?(死)
飽きるということもなかったですし、特に中弛みとか半端さとかは感じませんでした。
童話みたいなファンタジーから始まるので、てっきり異世界物語が2つ、
同時進行していく作品なのかと思ったのですけど。
(てゆーか、その上に書かれた論文のタイトルを力一杯見落とした自分に敗因があるんですが(失笑))
主人公君の生活感というか、淡々とした日常と、川上さんの存在感との相和というか。
実際のところ、登場人物ふたりとも過去に結構な重荷を背負っていたりするんですが、
そういう非日常の部分が見え隠れする文章構成の巧みさなど、心理描写がとてもいい作品ですね。
一番感服したのは、川上さんの「相手を試す」辺りですね、
何て言うか、彼女の持論もあるのでしょうが、誰かが自分を愛してくれるか、っていう
実験なのでしょうけど、
倣君がそれに気付くという、ラスト辺りのくだりがいいですねぇ。
さて、一応ツッコミも入れておかないといけませんね。(謎)
まず、ラストがあっさりしていた分、物足りなさを感じてしまったのがひとつ。
狂気で追いかけてくる元カレの扱いについて、本当に口封じ以外になかったのか、という感覚。
実のお母さんを自分の正直さ故に失ってしまったと思っている主人公君に
人殺しが出来る、という設定への違和感がひとつ。
(これは川上さんへの価値の所在でカバーできるんで、あんまり気にはならないんですが)
それから、心理描写も冒頭に登場するレポートの物語も、かなり丁寧に作り込まれているので、
その辺りとの絡みがあったら、などと我が儘を言ってみたり。(笑)
せっかくの伏線なので、もし出来るなら二人が書いた「物語」を
もう少しいろんなシーンで読ませていただけたらな、と。
あと、どなたかのご指摘にもあったのですが、倣君のアパートを元カレが訪ねるシーン。
今まで日常を丁寧に描写していた分、事実のみを簡潔明瞭に表現したところが
浮いてしまったような・・・。
スピード感を出す演出には向いていると思うのですが、
そこだけ切り取られたように説明が少ないので、ちょっと違和感がありました。
あとは……、まぁ、これはもう、作者さんの設定に依るのでしょうが。
「悲鳴を上げるほど恐怖及び嫌悪の対象になっている相手」の顔そっくりな男性、
次の彼氏に選ぶかなー・・・、という・・・。(汗)
刺しちゃった事や、愛情に応えなかった自分の懺悔、という事で、納得は出来るんですけど。
どうなんでしょう・・・。
なんだか疑問形でまとまりのないツッコミで恐縮ですが、この辺りで・・・。
あ。それから。
>「勝者には?」
>「愛情を」
>「世の中不況だしな」
>「どういう意味よ」
このくだりが大好きだー!(本当に余談)
以上、きぁでしたー。(u_u)
投稿日 | : 2003年08月07日 00時 4分 |
投稿者 | : 沖田来々 |
Eメール | : kushiomuretu@yahoo.co.jp |
タイトル | : きぁさんありがとうございます♪ |
URL | : http://www.geocities.co.jp/Bookend/7906/ |
どうも、短編と銘打ちながらやぱ富士の一部の中篇よりも長くてすいませんm(_ _)m またチャット行きますのでその時はよろしくお願いします〜♪ しかしページごとダウンする必要ありますっけ? 僕は大抵そのままか全文コピペで自分のエディタで読んでますが。ちなみに家にネット環境ちゃんとありますか?(笑)なんか職場以外からつないだところを見たことがないような。
>川上鈴さんは、美人ですよね!?(そこかよ(死))
……なんで女性キャラが美人かどうかにこだわるんでしょう?(爆)まぁ、美人という設定ですが(笑)
>3/4位は〜
は、お褒めの言葉ありがとうございます(* ̄∇ ̄*) 展開についてはむしろ急すぎて不評かなと予想してました。特に後半はシビアな感じなので(汗)心理描写が中心というか、気合の入った箇所で、同時に最も文章力不足を感じた箇所です。心理描写は失敗すれば不快でしかない気がしますし。。。そうでなかったなら幸いです♪
>まず、ラストがあっさりしていた〜
ラストはやや不評なので次のリメイクではもう少し手を加えようと思います(笑)主人公の殺人についてですが、葛藤の場面を加えてもいいかもしれません。でも僕の中の彼のイメージだとあんまり悩まないかなー(笑)
>それから、心理描写も冒頭〜
これは他に感想を頂いた方からも指摘されました。僕も現実と絡ませるつもりで冒頭にレポートを置いたわけですから、もっと使うべきですね。ふむふむ。
>あと、どなたかのご指摘にもあったのですが、倣君のアパートを元カレが訪ねるシーン〜
聖さんのところでも言いましたが、これは完全に失敗したようです(死)もう一度読み直して再考します。
>あとは……、まぁ、これはもう、作者さんの設定に依る〜
元カレと主人公の顔については、主人公と元カレをリンクさせる理由付けに過ぎないので、もっと尤もらしい設定が出来たはずだと反省しています(汗)
>「勝者には?」
>「愛情を」
>「世の中不況だしな」
>「どういう意味よ」
こういった会話はもっと増やしたいです。こちらとしてはユーモアを狙ってても相手に伝わらなかったら滑稽ですので取り扱いには慎重になりますが(笑)
感想ありがとうございました!
投稿日 | : 2003年08月07日 00時 0分 |
投稿者 | : 沖田来々 |
Eメール | : kushiomuretu@yahoo.co.jp |
タイトル | : 聖さんありがとうございます♪ |
URL | : http://www.geocities.co.jp/Bookend/7906/ |
感想ありがとうございます!
難しいというか、僕の表現力の不足だと思います(汗)キャラがあまり常識的で無いのでその辺りをもっと考えなくてはいけませんでした。終わり方については始めから決めていた部分なので「こういう終わり方かぁ……」という感想を持たれるなら、それ以前の物語のつくり方が不味かったんでしょう、と自己分析。
文章についてですが、聖さんが指摘されたそのほとんどが若干の「狙い」を含ませた文章で、読者に伝えられていないという事実がよくわかりましたY(>_
> 料理が出来上がって、二人で食べた。食べ終わり、倣が食器を洗っているとき、ドアがノックされた。
などは、これから何か起こりそうな感じを出したくてこういうのにしたんですが、撃沈(笑) それに二人の物語の文章は多少メルヘンチックなのを狙ってああいうのにしたんですが、あきまへんでした。男女の書き分けはもっと考えるべきでした。次回へ活かします。
カウンタはそうですね、間違いかも(汗)森博嗣の影響が如実に出ているのだと思います(笑)
>そして言う。「あなた……別人よね?」。
うん、改行したほうがいいですね(汗)カギ括弧の後ろに「。」がいるかどうかは僕も悩みましたけど……どうなんでしょうね。どっちでもいいかと思ってつけましたが(笑)
感想ありがとうございました! たぶん年末の一般新人賞(短編)のどれかに送りますので、しっかり直して受賞を目指したいと思います(笑)