投稿日: 2003/07/12(Sat) 23:50
投稿者天青石
Eメール
タイトルと〜みん さん作『奉納刀』の感想です。
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と〜みん さん、こんばんは。
「奉納刀」、じつはもっと前に拝読させていただいていたのですが、スレッドを立てるのが久しぶりすぎて緊張しているうちに遅くなってしまいました(汗)。すみません。

しっとりとした余韻の残る話でした。
「言葉」というお題にとてもぴったりで、それも異世界の中で上手く表現しているのに感服しました。
あと、と〜みん さんの文章スタイル、とても好みです。
無駄がなくて凛としているところや、短いセンテンスで重ねていくリズムがいいです。

少々細かいところなのですが、
玖花が淡々として落ち着いているので、脱出のシーンなどにあまり緊張感が感じられなくて残念に思いました。
巫女ということと、感情や言葉を吐き出せずに育った点から、仕方がないとは思うのですが、もう少し感情の動きを書いて盛り上げて欲しかったように思います。
あとは、里の様子や社がどんな建物なのか、描写して欲しいと思いました。
でも、あまり描写が増えると、この雰囲気が壊れてしまうのかもしれません。
他の要素が増えると、主題がぼやけてしまうような気もするので。バランスが難しいかもです。

あと、個人的な好みなのですが、
ラストシーン、走っていく二人ではなくて、親父さんなところが、もう、ツボです!
この親父さん、口数が少ないけどとても頼りになるところとか、渋くてステキです。

ではでは、まとまりがないですが、感想でした。


投稿日: 2003年07月13日 02時52分
投稿者と〜みん
Eメール
タイトル感想ありがとうございます♪
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天青石さん。
感想ありがとうございました♪

異世界物、正面からぶつかってみたのは我ながら珍しく、書きながら難しいなと(汗)
というわけで、天青石さんのつくる世界のすごさに改めて感心してみたりすると〜みんです。

文章味わっていただけてよかったです。なんだかお話書くのが久しぶりで、
自分ってどんな風に書いてたんだろうと困りながらの作品なので、
そう言っていただけるとうれしいです。

「言葉」
不思議なものですね。いつも扱っている割に、どっちかといえば振り回されているような。

>玖花が淡々として落ち着いているので、脱出のシーンなどにあまり緊張感が感じられなくて残念に思いました。

設定時にはもう少しアクションめいた激しい場面にチャレンジする予定だったんですが
気づくとあっさり通り過ぎちゃって。
感情の起伏をもう少し盛り込んだ方がよかったですね。メリハリが課題です。。

>あとは、里の様子や社がどんな建物なのか、描写して欲しいと思いました。

確かに思います。異世界のくせに、ほとんど読み手任せになってしまっている現状が危ういなあと思います。
私自身のイメージが膨らまなくってかけなかったのですが。もう少しあったほうがいいですかね。

>ラストシーン、走っていく二人ではなくて、親父さんなところが、もう、ツボです!
>この親父さん、口数が少ないけどとても頼りになるところとか、渋くてステキです。

どうも。ありがとうございます♪
じつは影のヒーローです。
まぁ少々唐突で強引すぎたかというのがあるので、自分としては主張しきれないのですが(笑)

ではでは。読んでくださってありがとうございました♪


投稿日: 2003年07月13日 10時 1分
投稿者りら
Eメール
タイトル便乗感想です。
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この作品に感想をしようと思いつつ、どういう風に書けばいいか迷っていて……
天青石さんが思っていたことを的確に言ってくださったので、付け足しだけ
書かせていただいて宜しいでしょうか?

>一度山を振り返ったのは、過ごした年月の長さゆえの未練、だっただろうか。

このエンディングが、なんとも余韻があって好きです。
感傷的になりすぎず、雰囲気を残しつつ……良いなあ、と思いました。

それ以外の部分では、天青石さんの感想とかぶるかもですが、
雰囲気がいいだけに、描写が足りない部分がもどかしく思えたりも。

『巫女』についても、抽象的で、読者には少しその気持ちが伝わりにくいかもしれません。
それから、山鹿さんが結局なにがしたかったのかも、私には今ひとつ分かりませんでしたTT

あと余談ですが、「言葉」というより、
次回の「刀」に、そのまま応募(?)してもいい作品だったような気がしますね。
刀についての説明などは、分かりやすく、丁寧にされていて良かったと思いました。

全体的に雰囲気がとても良く、他の作品も拝読したいと思いました。
次回作も楽しみにしています^^ それでは、拙い感想ですが、また。


投稿日: 2003年07月13日 21時12分
投稿者と〜みん
Eメール
タイトル便乗感想歓迎です。(笑)
URL
読んでくださってありがとうございました。
いくらでも言葉をこぼしていってくださいませ♪

エンディング。
苦心した部分なので気に入っていただけて嬉しい限りです(^^)
どこに話がいきつくのか。
ことそこに到るまで、親父さんがこんなキャラになるとは思ってもいなかったのが悔やまれます(笑)

芹沢さんの感想を読んでふと気づいたのは、世界設定自体に練りの甘さがあったかなっと。
作品としては、苦手なアクションシーンを無意識に消滅させてしまったことを置いとけば、
自分的に話を書ききって満足できるものになったはずだったんですが、未消化感が残っていて。
で、なぜ描写が少ないのか、巫女がどういうものかわかりにくいのか、山鹿さんが何をしたかわからないのか
言われてみて…突き詰めていけば私自身がよく知らないままで書いたのではないかなと思ったわけです。
うーん。
この辺りから、もう一つ煮詰められそうですね。

あと、余談ですが(笑)
この作品は、次回テーマが「刀」だというリークされた情報を元に作られています。
つまり「言葉」と「刀」の二題噺なわけです(ぉぃ)
あわよくば「刀」に出そうかなとは思って書いたのですが、「言葉」が思ったよりも主張できた気がするし、
この話の中の「刀」はテーマを生かすための道具に過ぎない気がするので、「言葉」の方に出してみました。
重複エントリーが不可なので仕方がない、といったところ…(誤)
で、次はちょこっと調べてみた刀な知識がつかえるなぁと何か企んでるふりをしてみたりとか。
気が向いたら次回もよろしくお願いします(^^)

感想ありがとうございました♪


投稿日: 2003年07月14日 03時 3分
投稿者沖田来々
Eメールkushiomuretu@yahoo.co.jp
タイトル三人目♪
URLhttp://www.geocities.co.jp/Bookend/7906/
 どうも、感想を送るのは初めてですねー、沖田です。できれば投票期間内までに読みたかったのですけれど、こちらの執筆の不調で実現なりませんでした、申し訳ないです。

 文章が上手いです。柔らかい系(命名・笑)の上手さですね。やぱ富士には文章上手い方が多いのか、僕がアホなのか、とにかく感心しきりでございます(TωT)

 つっこむならば、やはり多少風景描写が少ないですね。僕も少なくて風景があいまいに取られてしまうことが多いのですが、増やそうと思っていても気がつけば減っていたりするのではないかと推察します(笑) 読んでいると、里の描写は別に不足ではなく、登場人物のいる場所の描写が不足なのかな、と思います。玖花のいる室内とか、奉納刀の儀の舞台とか、メリハリですな。……と、自分に言い聞かせてるわけですが(笑) あと、心理描写をもう少しねちっこくした方が雰囲気に合うかな、と思いました。

 ほぼ前お二人の感想を踏襲したようなものですが、全体的にまとまっているので気持ちよく読めました。次回作も期待してますね♪ それではー。


投稿日: 2003年07月14日 10時44分
投稿者きぁ
Eメール
タイトルと〜みんさん作『奉納刀』 感想4人目です。
URL
ども、チャットでもお世話になってます、きぁです。(^-^)
出遅れましたが、感想をお送りいたします!

雰囲気のすごくいい作品ですよね、これは。
私があまり読んでいないせいかも知れないんですが、
『やぱ富士』には少ないですよね、純和風(?)な作品。
山間の刀鍛冶の村とか、巫女さまとか。
情景がとてもよく伝わってきて、美しい作品でした。
時代背景は現代ではないんですが、歴史物だと、不勉強な私は
時代考証についていけなくなる事があるんですが、
この作品はそういった「取り残され」がなくて嬉しかったです。

あと、皆さんの感想にあるんですけど。
いやぁ、いい親父さんですねぇ。カッコいいです。
ヒロイン(?)玖花さんにとっては、年齢的にもヒーローは
蓮くんなのでしょうけど。
お父さん、いいシーンをかっさらいまくってますね。
最後の一文が、最高ですね。

私の場合、よく出足と締めのシーンを同じ登場人物でまとめることで
物語の整理というか連続性を持たせるようにしているんですけど。
これは、本当にお手本みたいにしっかりまとまってて、感心の二文字なのです。

んー、ツッコミ入れるとすると。

巫女さまの身内というか、神職を手伝ってくれていた人間の謀だった、
・・・って事なんですよね?
「山鹿さんのところの甥の方でした。」って台詞があるんですけれど。
すいません、甥と叔父さん(?)の区別つかなかったです(滝汗)。
なんで、「えーっと、誰が悪人?」(笑)というボケをかましました。
すみません読み込み甘くて。

あと、りらさんの感想にもあったように思うのですが、
この作品、ひょっとしたら「刀剣」というテーマの方がピッタリきたかも?知れません。

めっちゃ恥晒しなツッコミもひとつ。
すいません、未だに「玖花」さん、読めてません。(爆死)
ダメすぎです、私・・・。

以上、まとまりがまるでありませんが、感想まで。
次回作もお待ちしております〜。


投稿日: 2003年07月20日 21時38分
投稿者ASD
Eメール
タイトル感想5人目です
URL
人気投票1位、あらためておめでとうございます。
「言葉」「刀」と二つのお題にマルチに対応するお話ということで
それもまた大変ご苦労様でありました(苦笑)

心理描写が巧み、と言いますか、
心理表現のための言葉の選び方が絶品であったと思います。
「心がさび付く」云々、という表現はちょっと他人には思いつきませんよねぇ。
詩のようだ、という誉め方をするとじゃあ小説らしくはないのか、という事になりますが(笑)
豊かな詩的センスが、しっかりとした小説らしい心理表現の中で
遺憾なく発揮されていたんじゃなかろうか、と思います。

内容面をみてみますと、
巫女の少女と、少年との微妙な関係、
巫女と刀職人との関係、儀式そのものにまつわる興味など、
色々見所は多かったように思いますが
どの要素にも必要以上に深くツッコミ過ぎずに、敢えて淡々とまとめ上げたのも
なかなかに不思議な味わいがあって、良かったかな、と思いました。

えー、難点をあげますと……
ジャンルがファンタジーとの事ですが、世界観の作り込みが今一つ甘いというか
もう一歩ないし半歩ぐらい踏み込んで欲しかったかなー、という気がします。
和風ファンタジーなのか、純然たる時代劇なのか、ちょっと曖昧だったかと。
昔ながらの伝統産業が生きる地方の小さな街、という解釈で
現代劇と言い張れない事も無さそうな感じでしたし……。
(実際、途中まで現代劇だと信じていたのは何を隠そうASDですが(爆))

それから全体的に、主語を省略した文章を細かく重ねていく、
という手法が目立っていたかと思いますが
そのせいで、文章自体が一人称なのか三人称なのか、
しばらく読み進めるまで把握しづらいと感じたのはASDだけでしょうかねぇ……(汗)
そういう文体の醸し出す雰囲気そのものは大変良かったのですが、
その辺りもーちょっと何とかして欲しいような気も、しないでもないです(汗)


以上、言いたい放題な感想でした(汗)


投稿日: 2003年07月26日 15時 9分
投稿者と〜みん
Eメール
タイトルASDさん、感想ありがとうございました。
URL
そんなわけで、感想ありがとうございました。
雷雨と戦ったために(違)先週レスをつけそこねたと〜みんです。

ニ題に対応というよりは、「言葉」のために一応考えていた構想に
「刀」というぴったりのお題を提供していただいたために、
うまく話になったのだというわけで。ありがとうございました(笑)
具体的な「刀」というアイテムで、散文にしかなりそうになかった表現が
なんとか形にできたということで自己満足は達成されてしまいました。

>ジャンルがファンタジーとの事ですが、世界観の作り込みが今一つ甘いというか

うん。この辺りは自覚があります。甘いですね。
もっと踏み込んで語る必要がありますね。

>現代劇と言い張れない事も無さそうな感じでしたし……。
>(実際、途中まで現代劇だと信じていたのは何を隠そうASDですが(爆))

そ、そうでした?
日ごろ、物語をなんでも現代につなぎたくなる私の書き癖が露見して(笑)
それにしても、ファンタジー、読むのは好きなんですけれど、書くのは難しいなぁと実感です。

>そのせいで、文章自体が一人称なのか三人称なのか、

多分文章中で、これは誰が思ったことなのかと疑問に思うフレーズが一つ以上はあると思います。
視点が混乱しているのは自覚があるのですが。どうにも、雰囲気を壊したくもなく、放置してみました。
もう少し検討してみます。

>以上、言いたい放題な感想でした(汗)

いえいえ、的を得た感想ありがとうございました♪


投稿日: 2003年08月04日 22時 3分
投稿者砂時
Eメールeaab7622@mb.infoweb.ne.jp
タイトル感想六人目?
URL
お久しぶりの砂時です。試験が終ってからもしばらく休んでいましたが、また感想をお届けに参りました

タイトルを最初に見て、なんで言葉の企画短編に…などと思ってしまったりもしましたがが、ただの早とちりでした

全体的に雰囲気がよく、文章の方もそれに合っていたのではないかと思います
いくつかの名文もありますしね。もう掲示板のほうでも何人かの人が出していますので、ここでは言いませんけど、なかなか好みのセリフや文章があってとてもよかったです

気になったところはやっぱり世界観ですね。景色とか心理描写とか、もっと書き込んでほしい部分は多かったと思います
特に、巫女さんは何年も役目を果たしていた位置から突然に近い形で脱出するというのに
冷静すぎだし…ダンディな親父殿だって自分の住んでいた村にはやはり愛着のようなものを捨て切れてないのに
でも気になるところはこのくらいで、あとは安定した、雰囲気のいい作品だと思います

以上で感想でした。また次の作品を楽しみにしていますね


投稿日: 2003年08月10日 21時28分
投稿者と〜みん
Eメール
タイトル砂時さん、ありがとうございました。
URL
こちらこそ、ごぶさたしてます。試験お疲れ様でした。

>なかなか好みのセリフや文章があってとてもよかったです

どうもありがとうございます♪
そのことば大事にとっておきます(^^)

>気になったところはやっぱり世界観ですね。景色とか心理描写とか、
>もっと書き込んでほしい部分は多かったと思います。

その辺り、考えながら只今リメイク中です。
まぁでもいつになったらできるのか、根気が足りない性格が問題ですね。。
感想を糧に、もう少し作品磨いてみようと思います。
ありがとうございました♪


投稿日: 2003年07月26日 14時49分
投稿者と〜みん
Eメール
タイトルきぁさん、感想ありがとうございました。
URL
こちらこそお世話になってますm(_)m
感想ありがとうございました♪

雰囲気感じてくださってありがとうございました。
ジャンル名を和風(?)ファンタジーという言葉にする直前に、
和風なのか?と自分で疑問に思い直して書かないでみたわけなんですが。
伝わったようでよかったのです。

親父さん。うん。好評ですね♪

で、謀の話なんですが。
えっと…。
言われて気づいたのですが、途中一節まるまる削った部分があって、
その中に山鹿さんがどんなポジションの人なのかということを書いてあって……(汗)
というわけで、しくじりました。きぁさんの疑問はもっともです。
ああ。真剣に手直しが必要です(><)
読み込みが甘いというより、ちゃんと読み込もうとすると情報が足りないです。すみません。

>すいません、未だに「玖花」さん、読めてません。(爆死)

大丈夫です。ぜんぜんだめじゃないですよ。「くか」と私は読んでますが、本当のところは分かりません。
字面が好きってだけで使ってしまった名前なもので(自沈)

それでは、ありがとうございました♪(^^)


投稿日: 2003年07月26日 14時37分
投稿者と〜みん
Eメール
タイトル感想ありがとうございます。
URL
どうも、すっかりレスが遅くなってしまってこちらこそ申し訳ないです。
感想ありがとうございます♪

そうですね。情景描写。別に書きたくなかったわけではないので。
必要ないとか気に食わないと思ったところを削った結果消えたところもあったとか(笑)
それでも、人がいる周囲の状況が分からないというのは、ちゃんと読んでみればおかしな話ですね。うん。

ありがとうございました♪参考なりました。
次回…まっ、検討中です(笑)それでは。