はじめまして。このたび始めて企画短編に投稿させていただいた文房具００９と申します。以後よろしくお願いします。
「咎人草紙」拝読させていただきました。和風ファンタジー、いいですね。こういう雰囲気のある小説がかけるなんてうらやましいです。雪とともにある静謐な風景が脳裏に浮かんでくるようです。
　登場人物は古来の色名からとったそうで。紫苑以外さっぱりだったぼくは慌てて図書館へ調べにいきました。紫苑と早蕨が紫系、竜胆が蘇芳系、とちゃんとひねっているセンスに感心させられました。
　ただ先の感想の方も書かれていましたが、最後の早蕨の独白は少々唐突な印象を拭えませんでした。場に流れていた静かな雰囲気が壊れてしまったような気がしたので。独白よりも早蕨の動作などで心情を描写した方がよかったような気がします。
　ともあれ、読んでいるとじっくりと心の奥深くまで染み渡ってくるような話で、読み終えてなんともいえない余韻をかきたてられました。素晴らしいと思います。
　どうかこれからも頑張ってください。

文房具００９さん。感想どうもありがとうございます
００９さんの作品も読ませてもらいましたよ。後日掲載する予定ですので…

ちさみに紫苑と早蕨は何気に狙いましたが、竜胆と蘇芳はあまり考えていなかったり。漢字がよさげだから選んだんです。他の候補は朽葉、山吹、木賊などがあったんですけどね

早蕨の独白はかなり不評ですか…場面が最後の最後なだけに雰囲気を崩してしまったのは悔しい。以後、気をつけます

それでは感想どうもありがとうございました。これからも頑張ります