投稿日: 2003/10/07(Tue) 14:12
投稿者てぃあら
Eメール
タイトルtsukikasaさん作「刀」の感想!
URL
企画短編、間に合ってよかったですねー(笑)読ませて頂きました。
今回の企画短編は時代物が多い???まぁ、刀という魅力的なアイテムを見逃す手はないか←見逃したのは私です……(泣)

短い枚数に凝縮されたテーマですね。全体的に緊張感があってよかったと思います。ラストの一文もセンスが良くて気に入ってしまいましたv
難を上げるとすると急ぎすぎた≠ゥな……まぁ、実際に急いでいたのはチャットなどでよく知っているのですが(笑)
いきなり会話だけで読者を引き付けるには、セリフに余程の魅力がないと難しいと思います。tsukikasaさんはそれに果敢に挑戦されたわけですが、今回ばかりはちょっとツラかったかな。同じ問答でも、それぞれ二人が背負ってきた物語を書き込んでおくと十分読者も同調できるのですが……。伝えたいテーマを小説にする前に、もう一度練り込む作業を加えるとさらによくなるような気がします。
これからも頑張って下さいね!


投稿日: 2003年10月09日 17時 1分
投稿者文房具009
Eメールuri_geller3ed@yahoo.co.jp
タイトル感想二人目です。
URL
 tsukikasaさん、はじめまして。文房具009と申します。「刀」読ませていただきましたので感想を述べさせていただきたいと思います。
 異なる信念をもった二人の男がそれぞれの考えをぶつけあい、その違いが決定的になっていく様を問答形式で織り成していく・・・互いに譲れぬ一線をぶつけあい、少しずつ緊張感を高めていく様子がうまく書けていると思います。
 ただ、決定的な決別のシーンが少々説得力に欠けるような気がします。なぜ「私」がを由峰に切り捨てるように言ったのか、それまでの問答で切り捨てるに至るまで両者の意見は食い違っていたのか、少々疑問に思います。
 それから由峰の精神構造。悪事を異様なまで憎悪しているという設定でしたが、なぜかは書かれていませんでした。理由がわからないので読んでいてこの男の精神構造に問題を憶えてしまいます。「一見、普通に暮らしている人間さえ悪なのです。悪に見えるものは人非人なのです。……」ならば、人前で人を切り捨てる自分はどうなのか?「私」を斬り捨てる事を厭わない悪だというのなら、人々に恐怖を与えている自分はどうなのか?ただ病的に自分の信念に凝り固まり、実行に移しているだけなのか、それともいかなることがあろうと揺るがない強固な理由があっての信念なのか、もうちょっと描写があったほうがよかったと思います。てぃあらさんも書かれていましたが、もう少し両者の思想背景を書いておくとよかったと思います。両者の間にどれくらいの心のつながり、交流があったのか、など。結末を読者に預けるリドル・ストーリーという形をとっているのですから、結末に思いを馳せる読者にもっと情報を提供するべきです。
 でもあまり詳細に書きすぎると冗長になりますし、一場面を切り出したような展開はうまくいっていると思うので、もう1歩の練りこみでもっといい出来になると思います。
 勝手なことを並べてすみません。これからよろしくお願いします。 



投稿日: 2003年10月09日 20時21分
投稿者沖田
Eメールkushiomuretu@yahoo.co.jp
タイトル感想三人目♪
URLhttp://www.geocities.co.jp/Bookend/7906/
 どうも(@ ̄∇ ̄@)/~  最近テンパっててチャットに行けてませんが、お元気でしょうか? 感想です♪

 僕は好きですねー、こういうの。情景は綺麗に思い浮かんだし、二人の言葉遣いなどから時代感が良く出てたと思います。僕は由峰の過去に関しては説明がなくともそれほど違和感がありませんでしたが、ラストの「私」が由峰に斬られる論理が少し明確でなかった、というのは感じました。

 いやいや、でも面白かったです。このまま話をもつれさせて長編とかになったら是非読んでみたいと。

 短くてすいません  次も期待してます〜♪


投稿日: 2003年10月09日 22時10分
投稿者ASD
Eメール
タイトル感想4人目
URL
本人不在のままこのままどこまで伸びていくのかこのスレッド……(笑)

えーと、ざっと読んでみてまず気になったんですが
結局オチがついてなかったように思えたのはASDだけでしょうか(爆)
暴力とは何か、正しいとはどういう事なのか、というような事柄について
tsukikasaさんなりに言いたいことをぶつけてみた、という所なのでしょうが
ホントにそれだけで終わってしまっているのが、やや残念と言えば残念でした。

一応時代劇のように見えて和風異世界ファンタジーになってますけど
これだけの分量では、ちょっと分かりづらかったかも知れませんね。
読む前は、時代劇の中でファンタジー的な事件が起こる、という意味で
「ファンタジー」というジャンル付けになっているのかと思ったんですけど
実際読んでみた限りでは、世界観以外は
特にファンタジーと呼べるような不思議な要素があるわけでもないですし……。
途中までは普通に、単なる時代劇だと思って読んでましたので
お話の途中で急に世界観のイメージの修正を迫られて、ちょっと戸惑ってしまいました。
純粋に時代劇の世界観で描ききれない話でもないように思いましたし……。
世界観の雰囲気そのものは悪くないとは思うのですが
どーにも時代物に徹しきれず、「逃げ」に入ったような印象があったかと(汗)
異世界と割り切るなら、人名を耳慣れない表記にしておくとか
最初から異世界としての割り切りが読者向けにも明確であって欲しかったように思います。

あと気になるのは、タイトルの素っ気なさでしょうか(苦笑)
せっかく書いた作品なんですから、
もう少し凝ったネーミングをしてはどうか、と思うんですけどねぇ。
何にしても、締め切り間際によく頑張った、という点では
実に素晴らしかったと思いますが(苦笑)
全体的に習作的な雰囲気もなきにしもあらず、でしたので
もう少し気合の入った作品も、たまには読んでみたいなぁ、と思います。

以上、感想でした。
……うーん、もっと手短にまとめるつもりだったんですけど(爆)


投稿日: 2003年10月11日 01時 9分
投稿者と〜みん
Eメール
タイトル感想五人目です。
URL
そんなわけで、作者不在のままさらにスレッドをすすめてみようと思い立ってみました(違)
こんばんわ。

うん。
個人的には刀についてのくら〜い由峰氏の思想が、嫌いではないですね…。
もとはとっても良い人だったのかもしれないという過去と、現実への絶望を感じました。
時代の転機。
短い中にそんなテーマを感じさせる会話のやりとり。

まぁ皆さんおっしゃってる気がしますが、
せっかくなので私ももっと長くストーリを読みたかったな
という後味にて、あっさりですが失礼します(礼)
それではまた♪


投稿日: 2003年10月13日 23時51分
投稿者きぁ
Eメール
タイトルtsukikasaさん作 『刀』 感想6人目です!
URL
あー、更に伸びますスレッド。(汗)

このところお会いしていませんが、お元気でしょうか?
何かとお忙しいご様子ですね。
どうぞお身体にお気をつけて下さいね、……って手紙ぢゃねーんだぞ私(爆)。

3ヶ月も連載止めっぱなしの不届き者、きぁ@自宅です。
拝読させて頂きましたので、感想など。

この企画短編、「刀」というテーマからか
皆さん和風テイストになってるような錯覚を受けておりまして、
この作品も、所謂歴史モノなのかなー、とジャンル区分見落としたきぁです(汗)。
そんな訳で、まず導入部から「健士」という言葉にアッサリ引っかかりました。
歴史に対する知識が自慢できるくらい欠如している(爆)私は、
明治とかその位?と勝手な解釈して読み進みました。
そして、主人公の「先生」と呼ばれる人物と「由峰」の思想対立を読み
「アカン、私どこかで方向見落とした…」と気付くのでした。(滝汗)

きぁの無知蒙昧錯覚はさておき。

物語の構成は素晴らしいと思います。
短時間で書き上げたというお噂ですが、その荒技を感じさせない文章です。
表現方法も緻密ですね、文章の雰囲気がとても引き締まっていて
情景に合っているなぁ、と思いました。

ですが、何しろ人物二人が語り合う物語なので、
その台詞まわしというのが大切になってくる訳なのですが。

******************************

>「例えば私が先生の煙草を切り捨てれば、先生はさぞかし不快な思いをなさるでしょうね。
>煙草は吸うために存るのですし、斬り捨てれば確かに用を成さなくなる。
>……ですが、火のついた煙草が私の足元に落ちたとしたら……、切り捨てる私を先生は責めなさいますか?
>他人の足元に落ちるタバコを切り捨てることを責めなさいますか?」
> 由峰はそこで一息を入れると、言葉を続けた。
>「行きすぎた悪は誅せねばなりません。……用を成すかといえば刀も然り。
>人を斬るために生まれた道具なのですよ。
>人に害する悪人を斬り捨てる事に何の呵責が御座いましょう……」

******************************
(長文そのまま引用させて頂いてスミマセン^^;)

言いたい事は伝わるのですが、どうしてもこの文脈が繋がらない、と思ってしまったのは
私だけでしょうか…。
煙草の話自体、刀の話自体、それ自体独立してちゃんと文意を成し、
「由峰」の訴えたい事もちゃんと内容が分かります。
ですが、煙草から刀までの飛躍にちょっと無理があったかな、と。
相手が論述の立つ相手なので、矢継ぎ早に意見を述べる、
或いはディベートの方式を得る、という点では良しという見方も出来るのですが。
もともと「刀を寄こせ」って台詞から始まってるので、間違いはないんですが、
もう一文、或いは「先生」の台詞のひとつが挟まると
意見対立として読みやすかったかな、と思います。

ラストですが、私はこの終わり方で良かったと思います。
バッサリ殺られちゃっても大変ですし(汗)。

何にせよ、文章力は申し分ない訳ですし(てゆーか分けてくれ文章力(死))
物語の緊迫感や展開は格好いいですし。
構成等、この投票が終わってからでももう一度手を加えてみても
またひと味違った作品に仕上がるかも知れませんね。

次作をお待ちしてます☆
頑張って下さいね。(^-^)


投稿日: 2003年10月14日 04時53分
投稿者tsukikasa
Eメール
タイトルきぁさん、感想ありがとうございます!
URL
あ、あれ? このところ会ってないって2日前にチャットで顔を合わせたばかりじゃ……。(ρ_;)グスン
あのきぁさんは偽物だったのか(爆)

まぁ、気を取りなおして感想への返信ですが、俺も歴史知識の欠如ぶりならそうそう引けをとらないんで真っ当な歴史物なんて書けません(爆)

構成と文章良かったですか、ありがとうございます!

抜き出してくださった会話の流れは、
「行きすぎた悪は誅せねばなりません」全体の結論。
「……用を成すかと〜御座いましょう……」興に乗った由峰の講釈(爆)
ぐらいに捉えてもらえれば幸いです(マテ)

文章力はきぁさんの表現力と交換なら譲渡します。ってか、ください(爆)

改変についてはいろいろと余裕が出来てから考えてみる事にします。

それでは、感想ありがとうございました!


投稿日: 2003年10月14日 04時17分
投稿者tsukikasa
Eメール
タイトルと〜みんさん、感想ありがとうございます!
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なんとか一息に、不在の間についた全部の感想へ返信しようと必死になってますよ(笑)
こんばんは〜♪

由峰さんの思想、嫌いじゃないですか……まぁ、確かに部外者として見物する分には全然構わないでしょうけど、実際近くにいたら笑えないかと(笑)
あと、劇的に性格が変わるにしても、大抵の場合元から潜在的な傾向はあるものだと思うので、彼はこうなる以前から性格的な癖はあったんじゃないかと思います。

……そして、枚数増へまた一票。そんなにみんな暇を持て余してるんですか?(違)
まぁ、今後はできるだけ適切な長さになるよう頑張ってみます。

それでは、と〜みんさん感想ありがとうございました!


投稿日: 2003年10月14日 03時54分
投稿者tsukikasa
Eメール
タイトルASDさん、感想ありがとうございます
URL
いや、ほんと返信遅れて申し訳ないです。相変わらず新住居にネット環境無いので限られた時間しかネットできないんですよ(泣)
……まぁ、チャットに参加する暇が少しでもあるんなら、感想掲示板見ろ! と言われれば反論できないんですが(爆)

オチですが、二人の間に明確な論理の決着がつくとも思えませんし、斬り殺されて終わっても後味が悪いでしょうから、一応、収まる所には収まったんじゃないかと。……それに、途中まで書いてる時点で俺自身もどうやって話が終わるのか知りませんでしたし(爆)

設定については完璧逃げましたね。時代劇の部分的な要素だけ都合よく抽出して使ってます。
読む方ですら自分から縁遠いジャンルを真っ向からやる気はさすがにないです。
それに、詳しいのならともかく、半端に設定の史実性にこだわると、話の進行の妨げになる事も考えられたので(笑)

タイトルについては自分でも素っ気無さ過ぎたかなぁ、と反省してます。
幾つか候補は考えてみたんですが、どれもしっくり来るものがなく、期限ギリギリで他の人と被る可能性も低い上、仕上げたのが平日の朝5時で時間も無かったんで、安直に決めてしまいました(爆)

え〜っと、それから基本的にしばらくは書く作品全部習作のつもりなんで。なきにしもあらずというか、紛うことなき習作です(爆)
いや、習作だからと言って気合いが入ってないってわけじゃないですけど、そのうち期待に沿う事ができるよう頑張りますのでご容赦を(笑)

それでは、感想ありがとうございました!


投稿日: 2003年10月14日 03時29分
投稿者tsukikasa
Eメール
タイトル沖田さん、感想ありがとうございます!
URL
沖田さん、どうもです。
最近チャットで会ってませんね〜。また機会があれば話しましょう。俺の方は、ちょっと風邪気味になりかけたりしましたが概ね元気です(笑)

作品は、時代感など自然に感じてもらえたんなら幸いですが、やはりラストが分かりづらかったですか(汗)

長編化は……短編でも疲れる不得手な時代物でそれやったら本当に死にそうになると思うんで多分ないと思います(爆)

それでは、感想ありがとうございました〜!


投稿日: 2003年10月14日 03時25分
投稿者tsukikasa
Eメール
タイトル文房具009さん、感想ありがとうございます!
URL
はじめまして〜。感想ありがとうございます!
……感想と関係ありませんが、面白いHNですね(爆)

えっと……、二人の思想については分かりにくい部分もあるので、些か反則気味ですがここを使って纏めさせてもらいたいと思います(爆)

由峰の思想:
全ての人間は悪人であるが、社会を成り立たせるのに深刻な悪と、社会の存続問題まで及ばない悪がある。
また、故に万人が自主的に道徳的な社会を形成する事は困難であるが、強制的なルールによって秩序だった社会を形成する事は可能であり、それに所属(隷属)する人間はそこから幸福を得る権利がある。
その社会の形成が文化的生活基盤を成し得る絶対前提であり、それを妨げる人間は誅する必要のある絶対悪である。
性悪説・社会重視。

先生の思想:
全ての人間は等しく幸福に生きる権利を無条件に持っており、どんな状況においても、みだりに命を奪う行為は諌めなければならない。
また、人は人を裁くべきではなく、あらゆる人間同士の衝突は当事者同士の努力と生まれ持った性善性によって解決すべきである(または、できる)。
性善説・人間重視。

と、難しく書くと(ぉぃ)こんな感じになります。
言うまでもなく、物語的デフォルメで二人とも極度に両端に偏った人間として描かれていますし、どちらが正しいという事もありません。
なので、二人の間に殺人者と道徳者として単純な善悪の二項対立を持ち込むと、余計混乱する事になると思います。

で、上の思想の結果、由峰にしても自分も例外でなく悪人だという自覚はあると思いますがルールに沿った誅殺は必要悪として正当化されるのです。

また、ラストの先生の「斬ってくれ」というシーンも「自分が間違っていたから斬ってくれ」というニュアンスではなく、自分の確信する自分の正しさゆえに、斬り捨てられないか、自分の行動によって何らかの形で由峰の改心を誘う事ができると、いかにも理想主義的な根拠の無さで頑なに信じているゆえに出たセリフです。

……まぁ、どんだけ分析しても本編で伝え切れない文章の方に致命的な問題があるのは明らかなわけですし、読んだ人が感じた事が全てだと思いますけど(爆)

なんか、冗長に言葉を費やした割には返事になりきってないとは思いますが、長くなってきたのでこの辺で(爆)
文房具009さん、感想ありがとうございました!


投稿日: 2003年10月14日 02時44分
投稿者tsukikasa
Eメール
タイトルてぃあらさん、感想ありがとうございます!
URL
少し前まで感想自体なかったはずなのに、いつのまにこんなにレスがついていたんだろうとビビリまくっているtsukikasaです、こんばんは(爆)

作品ですが、いやほんと間に合って良かったです……というか、既に看破されてますが無理やり間に合わせました(爆)

言い訳ついでに言うとこの作品は、こういうテーマや時代物が書きたくてって事ではなく、最初に冒頭のセリフだけ何の背景もないままぽんと浮かんだので、それに合わせて思い付くままに仕上げたらこうなったという作品です。なので、練り込み不足と言われれば反論せずに全く反省するしかありません(汗)

主人公二人の過去の描写については半分は意図的に、半分は時間的都合から省きました(笑) ……書いても蛇足になりそうな雰囲気もありますが(爆)
……背負ってきたものや時代背景が人物の呼吸の中だけにあって、それでも読み手を惹きつける。……そういうレベルのものを書ける実力があればよかったんですけどね。


この作品のリメイクは俺も興味ありますが、同じ実力のうちにやってもあまり代わり映えしないと思うので、気を入れ替えて別の作品に取り組みたいと思います。

てぃあらさん、感想ありがとうございました!